英語学習法は色々あります。この記事ではその中でも英語をたくさん読むこと=いわゆる【多読】について紹介します。
多読を続ければ留学に匹敵するインプット量を積むことができるとも言われています。
主なポイントは、
- 多読のメリット
- 何をどのように読むべきか
ぜひ普段の学習の中に取り入れて、効果的な英語上達をしましょう。
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【1】多読のメリット
多読をすることで下記のようなメリットがあります。
・単語やフレーズの使い方がわかる
・文法知識が使える知識として身につく
・場面に応じた表現の仕方がわかる
単語や文法を勉強しても、日本語訳や文法の公式を覚えるだけではなかなか使えるようにはなりません。
知識を自分のものとするには、様々な文例に触れてインプット量を増やす必要があります。
また、小説であれば様々なシチュエーションでの会話表現も学べるため会話にも活かせます。
英会話では、単語や文法を知っていることももちろん大切ですが、「こう言う場面の時はこのように言う」という知識(直接情報)を持っていることが非常に大切です。
人間は、耳から入ってくる聴覚情報より、目から入る視覚情報の方が何万倍も記憶に残ると言われています。
そのため、目で文字を追う読書のほうがグッと記憶に定着するのです。
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【2】何を読めばよいか
では何を素材として読むことがいいかについて話します。
最もおすすめなのは英語でかかれた「物語」や「小説」です。
なぜならば、物語や小説であれば必ず登場人物がいるので、会話表現や気持ち/感情を表す表現を学ぶことができるからです。
また先程お伝えした、「こう言う場面の時はこういう言い方をする」という知識をダイレクトに吸収することができるからです。
物語は、いろいろな場面の連続で構成されています。
ということは自ずといろいろな場面での英語表現を読者であるあなたが追体験できるということです。
まずは児童書や単語レベルを制限した「Graded readers」や「Ladder series」というものが海外のいろいろな出版社から出ています。
これは有名な物語をやさしく短く書き直したものや、有名な人の伝記などがラインナップされていますので、ぜひ手に取ってみてください。
英語が得意な人はいわゆるペーパーバックに手を出してみましょう。1冊めとしておすすめの本は、Louis Sachar著「Holes」です。
これはアメリカの子供向けの児童書ですが、イラストはなく全て文字だけのちゃんとした洋書です。
大人が読んでも楽しく読め、Amazonでもベストセラーにっていて、高校レベルの英語が身についていれば、十分読みこなせるレベルです。
また、村上春樹の英語翻訳本など別の言語から英語に翻訳された本は英文レベルも優しい傾向にあります。
こうしたものの中から、難易度と興味に応じて読み始めてみましょう。
【3】どのように読めば良いか
実は洋書を読みこなすには、コツがあります。
これを意識していないと、大量の英文を読み続けることに疲れて、途中で挫折してしまうおそれがあります。
・辞書を極力引かない
・わからないところは飛ばす
・返り読みをしないように意識する
最初のうちは、この3つポイントをしっかりと守ることがとても大切です。
わからない単語が出てきても、辞書を引かなくていいの?と思ったかもしれません。わからない単語がある度に辞書を引いていては、必ず途中でしんどくなります。しんどくなると途中で読むのをやめてしまう可能性があります。
また、基本的にわからない単語を多少飛ばしてもストーリーを追うのにはあまり関係なかったりします。
大まかなストーリーが理解できている限り(7割〜8割程度わかっている状態)であれば、わからない単語やフレーズ、時には文さえも飛ばしてしまってかまいません。
逆に言うと、分からないところを飛ばしたらさっぱり話の内容がわからない という場合は、その本は今はまだレベルが高すぎるということです。
我々日本人はどうしても、英文は隅々まで完璧に理解しないといけない という気持ちがあるようです。
洋書は英語が完璧に読めるようになってから手を出すものだと、多くの人が思っています。しかし、たくさん読むことによってしか読解力が上がらないのも事実です。
自分のレベルにあった洋書をどんどん読み進めていくうちに、読み方の感覚やコツが身についてくるのを実感できるはずです。
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最後に
英文を読むときに、文の途中で前のほうを見返したりなどの「返り読み」をできるだけしないろうに意識してみましょう。
返り読みをしないようにすると、読むスピードもあがり、英文を頭から理解できるようになるのでリスニング力も伸びます。
以上のポイントに気をつけながら、洋書読書を始めてください。
慣れてくれば、思っていたよりも早く大人向けの普通のペーパーバックも読めるようになります。
また、並行してオンライン学習も取り入れて学習するのも効果的です。
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