国語

【東大生が書く】漢文句形ドリルと演習ステップアップノート10の使い方とおすすめ勉強法

2022年2月15日

こんにちは!東大理科2類1年のファッフォイです!

この記事では「ステップアップノート10」について、

「どんな参考書?」

「レベルってどれくらい?」

「自分に適した参考書かな?」

「どう使うのが効率的かな?」

「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」

などといった、皆さんが知りたい情報について全て掲載しています。ぜひ最後までご一読ください。

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【漢文句形ドリルと演習ステップアップノート10】参考書の概要

ステップアップノート10は、河合塾から出版されている、漢文の参考書です。

全体の構成としては、分野が10個に分かれており、その分野の前半で漢文のルールなどがまとめられていて、後半で問題演習があるという感じです。

演習問題は、基本問題、練習問題1、練習問題2、(たまに3もある)というように分かれています。

センター試験対策として有効か?

この参考書は、センター試験対策として非常に有効です。

センター試験の漢文では、句形などの基本事項を知っているだけで解ける問題が多いので、ほとんどが暗記で対処出来ます。

そしてこの参考書では、そうした句形などの基本的な文法事項をわかりやすくまとめてあり、なおかつそれを定着させるための問題もついています。

また、分野の後半には演習問題もついているので、そこで実際に文の中ではどのように使われるのか、などの確認も出来ます。習った事を、忘れないうちに復習できるという点で、とても使いやすい参考書と言えます。

また、センター試験の文の読解に必要な能力として、未知語の推測があります。

受験生のレベルで知らないと思われる単語には、基本的には注釈がついていますが、注釈をつけない単語もあります。

当然受験生として知らないと思われる単語なので、知識としてその語を知っていることはまずないと思います。

なので、推測をするしかないのですが、漢文の良いところは、漢字を使う日本語と似ているという点です。

未知語が現れた時に、その語を使った熟語を作れないかと考えるのです。そして、その語の意味はその熟語の意味であることが多いです。実際にその意味と仮定して、もう一度文を訳してみましょう。上手く当てはまれば、それで意味は合っていると思います。

上手く当てはまらなければ、また別の熟語を探しましょう。これが、漢文における未知語の推測法です。

ここに関しては、もはや漢文力ではなくて、現代語の語彙力次第ですね。

またAmazonのレビューには下記のようなレビューもあり、良書であることが伺えます。

入試に必要な漢文の知識を
書き下し、句形と漢詩で10章に分けて網羅しています。
ポイント解説の後には句形の練習問題があり、まずは通して、ここをこなします。

その後、文章題を初めの章から解いてみると、漢文読める読める。
漢文は句形の解釈がうまくいけば何とかなることが体感できます。
実際の入試でも、設問の多く(七割以上)は句形が絡んでいます。

これ一冊でセンター漢文対策ができてしまうといっても過言ではありません。
よくできた問題集です。
Amazon

【漢文句形ドリルと演習ステップアップノート10】使用目的

使用目的

この参考書では、2つの効果が期待出来ます。

1つ目は、基本的な文法事項を確認できるという事。

句形などが分野ごとに上手くまとめられているので、全ての文法事項を網羅できます。

実際に問題演習に入る前には、そのような基礎的な知識を確認しておきましょう。

2つ目は、演習問題を使って、実際に漢文を読む練習ができるという事。

これは漢文に限らず、外国語などで一般的によくある話なのですが、

「文法を一通り全て覚えただけで、いきなり文章が読めるようになるということはありません。」

実際に漢文を読むという練習をして初めて、漢文を読む力がついていきます。

スポーツで例えてみましょう。

テニスをやった事がない少年がいたとします。

その少年は、テニスが出来るようになりたかったので、サーブやストロークの打ち方を、本で読み、全て暗記しました。

その状態で、突然テニスをやったら、いきなり上手く打てるでしょうか?そんなわけはありませんね。

実際にラケットでボールを打つ事を繰り返す事で、初めてテニスは上達していきますよね。

ですから、やはり読解力の向上のためには、実際に漢文を読んでみることが必要不可欠なのです。

この参考書では、演習問題も複数のレベルに分かれているため、簡単な文から、難しい文まで、様々な種類の漢文を読むことが出来ます。

自分のレベルに合わせて、読んでみましょう。

難易度やレベルおよび対象者

対象者

分野ごとの、前半のまとめのレベルは初学者向けのレベルです。

後半の問題演習については、簡単な文章もあれば、難しい文章もあるので、多くの人にとって使いやすい参考書だと思います。

演習問題は、分野ごとに、簡単なものから難しいものの順に並んでいるので、自分の出来るレベルまでの問題を確実にこなしましょう。

いつから取り組むべきか?

取り組む時期

この参考書を始めるタイミングは、

遅くとも夏休みまでには始めて、夏休みが終わるまでには1冊を完璧にしておきたいです。

夏休みが終わった後には、センター試験の過去問や、予想問題などで、実際に問題を解いてほしいです。

問題を何度も解いているうちに、センターの傾向や、センター頻出の句形などがわかるようになってきます。

特に、反語や、紛らわしい句形などはよく狙われますね。

問題演習に入ったら、後はその問題を解いた時に自分がわからなかった所を毎回必ず復習することによって、

「自分の苦手を、効率よく潰すことができます。」

ですから、夏休み終了までには、句形を暗記して、漢文を読むための最低限の準備は済ませておいてほしいです。

【漢文句形ドリルと演習ステップアップノート10】使い方・勉強法

使い方・勉強法

漢文は暗記だという事を何度か言ってきたと思うので、暗記をする際のアドバイスを少ししておきたいと思います。

僕は受験生時代、何かを暗記したい時には、

それを別のノートに書き写していました。

やはり自分で書いた文字というのは自分の頭にも残りやすいですし、自分が文字を書いている時には、書いている内容についてとても意識します。

書き写しながら読むと、普通に読むよりも時間がかかるので、ゆっくりと、余裕を持って理解できるようになります。

また、書き写している途中に、何かを思いついたら、それもメモして、知識を増やしていきましょう。

ちなみに、書き写すノートはそこまで綺麗にかかなくていいと思います。僕は書き写している最中の集中力に重点を置いていたので、書き写したノートはあまり使っていませんでした。

また、暗記量を減らすコツは、

自分で法則性を見つける事です。

例えば漢文では、句形は複数の漢字の組み合わせですね。どうしてその組み合わせでその意味が出てくるのか?もしかしたら漢字1文字それぞれに何らかの意味があって、それをただ組み合わせているだけなのではないか?と考えるわけですね。

そして驚くことに、このように考え始めると、いちいち句形であることを意識しなくても、文章が読めるようになってしまうんですね。句形じゃない部分の読み方で、句形も読めてしまうので、違和感なく読み進められるわけです。(特別な意味が出て来る時には注意。)

このようにして、上手く暗記量を減らせるように、工夫できるようにしましょう。

この参考書の次に取り組むことは何か?

次に取り組むべきこと

何度か述べているかもしれませんが、この参考書の次に取り組むべきことは、センター試験の過去問や予想問題です。

実際に漢文を読んでみることで、文法の勉強をしていた頃には気づかなかった事を発見出来たりするので、文章を読む練習はたくさんして、慣れておいた方が良いです。

【漢文句形ドリルと演習ステップアップノート10】特徴

この参考書の、良い点と悪い点をまとめてみましょう。

良い点

・句形が上手くまとめられている

・定着させるための文法問題が付いている

・様々なレベルの文章がついている。

・薄いので持ち運びしやすい。

悪い点

特にありません。

まとめ

この参考書は、センター試験対策として最適だと思います。

センター試験の漢文では、句形がわかっていれば解ける問題が多いです。

この参考書を上手く使って、句形を覚える事と、実際に使われている文章を読んでみること、つまり、インプットとアウトプットを両方ともこなしましょう。

センター国語の中で、漢文は特に安定して点数が取りやすい科目だと思います。ぜひ得意科目にして、高得点を取れるようにしましょう!

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