こんにちは。
慶應義塾大学理工学部1年の「りん」です。
今回は物理の参考書「理論物理への道標」の紹介をしたいと思います。
「どんな参考書?」
「レベルってどれくらい?」
「自分に適した参考書かな?」
「どう使うのが効率的かな?」
「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」
といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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理論物理への道標とは?
「理論物理への道標」は河合出版から発行されている物理の参考書です。
上巻が「力学、熱力学、力学的波動」
下巻が「光学、電磁気学、現代物理入門(原子物理)」というように分かれています。
東大、京大などの最難関大学で物理を武器にしたい人向けが対象になっています。
特徴としては高校の教科書とは違い、微分積分を容赦なく使い徹底的に物理を解説している参考書だということです。
まずは自分がこの参考書と出会った経緯を書きたいと思います。
高校3年に入った頃、自分は学校の授業や教科書にうんざりしていました。
というのも高校の物理は微積を使えないため、遠回りな説明をしていたり本質的でない議論があったからです。
自分は微積をしっかりと使ってでも物理の本質を理解するべきだと思い、この参考書に辿りつきました。
このように「高校物理の枠に囚われず、物理の本質を微積を使って理解したい人」にぴったりの参考書です。
しかし、明らかに入試で必要とされているレベルをオーバーしているため、
入試本番まである程度時間があり、意欲のある人が取り組むべきだと思います。
またAmazonのレビューには下記のようなレビューもあり、良書であることが伺えます。
他の方も仰っていますが、医学部受験生においても東大、京大、阪大、医科歯科などの超難関校を受験しない限り多くの人は必要ないと思います。
ただし普段の物理の勉強(授業→エッセンス→名門などの流れ)をしながら気分転換感覚で何度も読んでいると、ゆっくりですがじわじわと物理の理解が深まってきます。
だからどちらかというと参考書としてではなく読書用としてだったら受験生でも買う価値は多いにあると思います。
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「新・物理入門」とどちらが良い?
同書とよく比べられる参考書に「新・物理入門」があります。
時間がないが単に微分積分を利用した解法を学びたい人には「新・物理入門」をおすすめします。
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↓「新・物理入門」について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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【この方法最強では?】「新・物理入門」の使い方・レベル・評価・勉強法
しかし物理の本質を理解したいという人には「理論物理への道標」がおすすめです。
内容や特徴とレベル
参考書なので、基本的な構成は教科書と同じです。
しかし教科書とは違い、微分積分などを用いて省略することなく解説されています。
例として、運動方程式を微分方程式として解いたり、熱力学における断熱変化の式や電磁気学のビオ・サバールの法則などを一から導出しています。
大学の数学の知識も軽く紹介されているので、高校生でも理解することができます。
練習問題も掲載されているので実際に手を動かして理解することもできます。
さらに「理論物理セミナー」という項目には相対性理論や不確定性原理、シュレディンガー方程式などの簡単な説明も発展として掲載されていて、物理好きにはたまらない内容になっています。
使い方
自分は問題集や過去問と並行して進めていました。
教科書や解説で納得できない部分は積極的にこの参考書を利用していました。
公式の導出方法をノートにまとめ、練習問題を解くといった方法で進めました。
まとめ
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難関大志望者で物理を武器にしたい人や、高校の物理に不満を持っている人には最適な参考書だと言えます。
自分は学校で公式などを暗記させられるような授業を受けていたので、この参考書を読んで感動したことを覚えています。
この記事を読んで気になった方はぜひ書店に足を運んでみてください。
読んでいただきありがとうございました!