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こんにちは。弁護士のぴんたろーです!
この記事では、
理系だけど、司法試験に合格したい!弁護士(裁判官、検察官)になりたい!という大学生のために、私が実際にやっていた勉強法を紹介したいと思います。同時に、受験当時の私の1日のスケジュールも紹介したいと思います。
この勉強方法は、暗記が苦手な高校生、資格の勉強を始めたい社会人の人にも役立つと思うので、ぜひ最後までご一読ください。
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司法試験を合格するための暗記法はズバリ!
理系の学生にとって、暗記が苦痛であるという人は多いと思います。
私も、暗記は大の苦手です。
暗記が嫌いなために、二科目受験ができる中学へ進学し、センター試験も理系科目で満点をとること(=暗記科目での点数を期待しないでいい)を目標にしたくらいです。
司法試験=暗記という印象が強く、なぜこんな人が司法試験を目指すのか?と疑問に思った方も多いと思います。
それはまた別の機会にお話しするとして、本題である、暗記方法「注意喚起型視覚記憶」をお伝えします。
司法試験には、論文式試験と短答式試験があり、私の私見では短答式試験は暗記力がものを言います。
短答式で足切りに合えば論文式試験は受けられませんので、短答式試験で合格しなければなりません。
そうすると、やはり暗記をしないといけません(ある程度の理解が進んでいる段階での話です)。
理系の学生の多くは、記憶を思い起こすときに、ノートの○ページの右端に確かあったなぁ、だとか、文章を図形として覚えるなど、ある意味理系らしい記憶の方法があると思います。
私は、視覚として見ることで記憶に定着するタイプでした。そこで、私が行なった記憶方法は、「必要な情報」を「一瞬」にして「視覚に焼き付ける」ことでした。
当時の参考書の一部をご覧ください。
当時の勉強ノートと解説
私がやったことは、
1)過去の短答式試験の問題を教科ごとに解く
2)間違えたところを参考書に戻ってどの部分で間違えているのかを確認する
この時に、一瞬で間違えがわかるように書き込みます。
例えば、「不法行為に基づく損害賠償請求権の債権の発生時期は、損害または加害者を知ったとき」か否かという問題があり、正答しては「損害及び加害者を知った時」であるならば「及び」の部分に着目しなくてはいけない(そこに気が付かないといけない)ため、参考書で解説されている部分に戻り印をつけます。
他にも条文での「非現住」に当たるか否かが問題になった場合に、判例で当たると判断れたもの、当たらないと判断されたものがありますので、自分が間違えたものを記入します。
間違えないものまで書くと時間の無駄ですので、あくまでも間違えたもののみ書き込みます。
3)過去に同じ問題が出ていれば、出題された年数を書き込む
4)1日に50問など決めた問題数を毎晩就寝までに解き、間違えたところを確認し、20分程度の時間参考書を見ながら寝る直前に復習する
5)翌朝(起きたらすぐに)、前日の夜に間違えた問題を解き直す
間違えた問題は、その日の夜の50問に加えてもう一度解く
6)1〜5をすべての過去問に繰り返し行います。
徐々に参考書への書き込みが増えていきますし、自分の間違えるパターン化も固まっていくというものになります。
書き込みは鉛筆など消すことができる筆記用具がおすすめです。私も消せるボールペンで記入していました。
上記を繰り返せば繰り返すほど自分が間違える癖がパターン化されてきます。
これこそが「必要な情報」になり、自分の間違えやすいところが判明し自分自身に注意喚起することになります。
また、年数を書き込んでみると、2年に1回くらいの頻度で出ている部分もあれば、1回しか出ていない問題もあります。
そうすると、教科書を20分程度確認する際に、必然的に集中すべきところが一瞬にして(=視覚的に)判断されます。
この方法を1年間繰り返してください。
私は、1年間繰り返したことで、翌年以降から短答式で落ちることはなくなりました。
むしろ、1日に数時間しか勉強しなかったくらいですが、記憶に定着していました。
ポイントは、「1教科1冊の参考書」に「必要な情報」を「視覚的に集約する」ことだけです。
私が使用していた参考書は、伊藤塾で出している【試験対策問題集】と辰巳法律研究所で出している【趣旨規範ハンドブック】です。
伊藤塾の試験対策問題集は、授業の復習に役立ちますし、伊藤塾の対策講座をDVDで見ながら独自に勉強を進めることができます。
また趣旨規範ハンドブックは軽くて、試験会場に持ち込み、休み時間に確認するのに非常に優れていると思いました。
最終的には趣旨規範ハンドブックには書き込みだらけになりました。
睡眠時間7時間半以上
睡眠学習を利用して記憶力を向上させる方法になります。
睡眠学習は、寝ながら学習するのではなく、あくまでも起きている時間に学習したものを睡眠時に整理し記憶に定着させるものになります。
勉強して、大量の情報を得ても、それを整理して記憶に定着させなければ意味がないものと言えます。
睡眠の研究によれば、記憶は、睡眠時間におけるノンレム睡眠とレム睡眠の繰り返しに関与するようですが、その1サイクルが1時間半になり、最初の2サイクルで浅い睡眠を繰り返し、最後の2サイクルで深い睡眠を繰り返すことで記憶が定着されることになるそうです。
そう言った意味で最低でも6時間は必要で、情報量の多さや体調から言って私には7時間半は必要でした。
睡眠は、そのような意味で大変重要なものになりますので、睡眠時間を削って勉強しても意味がありませんので潔く寝てください。
また、寝る直前の記憶を優先して脳は情報として処理することもわかっていますので、寝る直前の20分程度を暗記・復習の時間にして、効率良く勉強しましょう。
翌朝に再度問題を解くのは、確認や意識づけといった意味になりますでの、こちらも合わせるのが私はいいと思います。
参考書はノート代わり
授業を聞いて、ノートにメモしてという学生は多いと思います。
確かに、1からノートを作ることで、自分の中で必要な情報を整理できるという意味では良いものだと考えます。
しかし、司法試験においては、条文の意味や、問題となる場面などに対して解決方法を学ぶものになります。
そうすると、メモすべきことが多すぎて、事案を書き込むだけでかなりの時間を費やすことになってしまいます。
そこで、予めまとめてある参考書をうまく利用することで効率よく勉強できることになると考えます。
前述したように、個々に理解しにくいところや、間違いやすいところは異なりますので、参考書にメモ書きを加え、自分だけのノートに仕上がりますので、参考書と言えどもノートの代わりになると考えます。
私はここでも試験対策問題集を使用していました。
問題演習のやりすぎは時間の無駄
司法試験は試験ですので、試験に受かるためには試験に合格しなければなりません。
ですから、合格という目標を掲げるならば行うべき問題は当然過去問になります。
では、過去問を繰り返し解けばいいのかと言えば、それでは効率が悪いと考えます。
問題にもパターンがありますし、自分が間違えるものにもパターンがあります。
それを見つけるとための手段として過去問をとき、後は、「注意喚起型視覚記憶」で効率化を測ってください。
1日に何時間も過去問を解くことに当てると、論文問題のための勉強する時間や睡眠時間がなくなってしまいます。
試験会場に持ち込めるメモ(参考書)を作ろう
私の時は、試験が5日間(中1日休み)で行われていました。
試験の休み時間と言っても、緊張もあり、簡単に見られるものしか頭に入りません。
そこで、役に立つのは、やはり自分で書き込んで作った参考書などですでの、記憶を喚起することができるメモ程度のものを持ち込むのがおすすめです。
私は趣旨規範ハンドブックを使用していました。
受験時の1日のスケジュール
私の受験時代の1日のスケジュールをお教えします。皆さんも参考にしてください。
6:00 起床
短答式試験の復習(30分から1時間程度)
7:00 朝食の準備や身支度
8:30 登校
9:00 授業開始
15:00 授業終了
16:00 参考書を使用して勉強
18:00 帰宅
20:00 夕食等を終えて過去問を解く
21:30 参考書のメモ書きを見ながら暗記作業
22:00 就寝
授業時間にかなりの時間をとられていましたので、自分の役に立つ授業であったかどうかなどを考えて適当にやり過ごしていた記憶があります。
最後に
私の記憶方法はいかがだったでしょうか。
私は本当に、記憶すること、勉強をコツコツすることが苦手でしたので、いかに効率よく、短時間で行えるかを考えて行った勉強方法になります。
理系出身者ですので、この勉強方法に辿り着いたのは、理にかなった方法であれば受け入れやすく、また形として覚えるのも得意だったというのも大きいかと思います。
司法試験を目指す学生さんだけでなく、高校生や社会人の方でも記憶が苦手という方のお役に立てれば嬉しいです。
この勉強法のお陰で、今私は自分の法律事務所を都内で開くことができました。
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今ではオンラインの司法試験対策講座もあるので、こちらの記事も合わせてご覧ください!
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