こんにちは!StudyFor.編集部です!
この記事では「小倉悠司のゼロから始める数学I・A」について、
「どんな参考書?」
「レベルってどれくらい?」
「自分に適した参考書かな?」
「いつから取り組むべき?」
「どう使うのが効率的かな?」
「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」
といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次(項目をクリックするとジャンプできます)
参考書の概要
この参考書は、河合塾やN予備校・N高等学校で数学講師を務める「小倉悠司」先生が書かれた「高校数学を基礎の基礎から分かりやすく説明した参考書」です。
詳しくは後で説明しますが、この参考書の一番の特徴は「とにかく解説が丁寧であること」で、数式の変形の際は「なぜこのような変形になったのか?」、「どの公式を使ったのか?」など、変形の過程を言葉で丁寧に説明されています。
この解説の丁寧さが理由で、本書は816ページと非常にページ数が多い参考書になっております。
これは数学が苦手な人にはありがたいことです。
一般的な参考書は数式の変形の際に、変形の過程が省略されていたり、数式の変形について簡易的にしか解説されていないことが多いため、学習者は自分自身で行間を読んで、どのような理由で数式が変形されているかを理解する必要があります。
ですが、これは数学が苦手な人にとっては難しいことです。
本書はこのような数学が苦手な人にとっても取り組みやすい参考書になっています。
それでは、本書の「特徴」や「効果的な使い方」、「本書の次は何に取り組んだらよいか」について詳しく解説していきます。
どんな人におすすめ?使用目的は?
この参考書は、
・高校の授業が難しいと感じている人
・高校の定期テストで高得点を取りたい人
・定期テストは点数が取れるけど模試になると取れない人
・大学入試の基礎固めをしたい人
・数学が苦手な人(目安としては数学の偏差値が50以下の人)
におすすめです。
このような人におすすめな理由は、後の段落(「本書の特徴」)で説明します。
難易度やレベルはどう?
本書の難易度は「基礎レベル」であり、数学が苦手な人でも取り組むことが出来ます。
*StudyFor.ではレベルを「基礎(偏差値 ~50)」・「基本(偏差値 50~60)」・「応用(偏差値 60~)」と定義しております。
また、本書に取り組むための前提レベルとして「中学数学の基礎」を理解している必要があります。
本書では折に触れて中学数学についても分かりやすく解説(公式の復習など)していますが、あくまでも本書が扱うのは高校数学であるため、中学数学の基礎を身に着けておくことで学習がスムーズに進みます。
本書を読み進めるうえで、中学数学の内容が理解できていないと思った方は「中学数学をひとつひとつわかりやすく。」などの参考書で中学数学の基礎を固めてから、本書に取り組むことをお勧めします。
特徴は?
本書の特徴は大きく分けて3つあります。
・基礎の基礎から分かりやすく解説してくれる
・学習者が「なぜ?」と疑問に思うことについても解説してくれる
・別冊のリフレクションシートで自分の理解度を明確にチェックすることが出来る
それぞれについて詳しく説明していきます。
基礎の基礎から分かりやすく解説してくれる
本書の一番の特徴は「高校数学を基礎の基礎から分かりやすく説明していること」です。
本書では上記の画像のように、数式の変形についても「なぜそのような変形がされたのか?」を学習者がしっかりと理解できるように細かく説明しています。
また、本書では折に触れて、高校数学を学ぶ上で押さえておかなければならない「中学数学」についても分かりやすく解説されています。
そのため、中学数学を多少忘れていても思い出しながら学習することができます。
↑こちらの画像を見てもらえば分かる通り、「√ってどういう意味だったっけ?」、「平方根ってなんだっけ?」という人でも中学数学を復習しながら、高校数学を学ぶことが出来ます。
このように本書は高校数学について基礎の基礎から分かりやすく説明しているため、「学校の授業でつまずいてしまった時のサポート教材」としてや、「数学を独学で学ぶための教材」としての利用に適しています。
学習者が「なぜ?」と疑問に思うことも解説してくれる
本書では数学を学ぶ上で、学習者が「疑問を抱くポイント」についてもしっかりと解説してくれています。
学習者が疑問を抱きやすいポイントとしては「なぜ公式が成り立つのか?」や、「なぜ分母に√があったら有利化して分母の√を外すか?」、「なぜ判別式を使うことで共有点の個数を求めることが出来るのか?」などがあります。
本書ではこのようなポイントについてもしっかりと解説してくれています。
人によっては「学校の先生がそう言ったから」、「数学にはそういうルールがあるから」などと割り切って、疑問を抱くことはないかもしれませんし、それでも解ける問題は多くあります。
しかし、難関大学ではこのような「なぜ?」を理解していないと解けない問題が出題されることがあり、「公式が成り立つことを証明をせよ」という問題が出題されることもあります。
これは公式を丸暗記している人にとっては解くことが難しい問題です。
そしてStudyFor.編集部では「入試問題は大学からのメッセージ」であり、数学の「なぜ?」を理解していないと解けない問題のメッセージは「公式や解法を丸暗記するのではなく、数学の学習を通じて”なぜ?”を大事にし、論理的思考を磨いてきたものを大学に入学させたい」であると考えています。
また、本書の著者である小倉悠司先生は、「なぜそうなるのか?」に目を背けることなく本書を執筆した理由として「数学そのものを将来使う人はごく少数だと思うが、数学を通して考え方の訓練、思考の訓練をすることが大切」と仰っています。
本書は数学が苦手な人や基礎から学びたい人におすすめですが、ただの入試科目としてだけではなく思考の訓練として数学を学びたい人もぜひおすすめの参考書です。
別冊のリフレクションシートで自分の理解度を明確にチェックすることが出来る
本書では別冊として「リフレクションシート」というものがついています。
この「リフレクションシート」とは、数学の理解度を図ることが出来る「練習問題の正誤チェックシート」です。
リフレクションシートは一般的な正誤チェックシートと違い、1つの問題の解法過程を分解し、それぞれの過程にチェックポイントが設けられています。
そのため、リフレクションシートを使えば「問題の正誤だけではなく、どこまで解くことが出来たのか、どこでつまずいたのか」といった理解度を洗い出してくれます。
理解度が洗い出されれば、自分の苦手や、復習する必要がある箇所が明確となり学習が効率的になります。
また、リフレクションシートには「自分で自分に〇を与える機会を作ることで、自分に自信をつけることができ、結果として数学以外にも何かに挑戦する力をつけることになって欲しい」という著者「小倉悠司」先生の思いが込められています。
効果的な使い方・勉強法は?
ここでは本書の効果的な使い方について紹介します。
概要としては以下の流れになります。
3:「ゼロから解説」と「ちょいムズ」を読み、例題の解法を読んだ後は実際に自分で解いてみる
4:練習問題を解く前に、節の先頭ページに戻り「この節の目標」の内容について身に付けることが出来たかチェックする
5:練習問題を解き、リフレクションシートに正誤をチェックする
6:リフレクションシートで3回正解していない問題を解きなおす
では、それぞれのステップについて詳しく解説していきます。
1:「この節の目標」で身に付けるべき内容を把握する
まずは節ごとの先頭のページに記載されている「この節の目標」を見ます。
ここには、この節を通して「出来るようになる」目標(例:独立試行の確率を求めることが出来る)が書かれています。
この目標を念頭に置きながらその先の内容を読むことで、目標を念頭に置かなかった場合よりも、重要な箇所を認識しやすくなり、目標を効率よく達成できるようになります。
2:「イントロダクション」を読み、前提となる知識を学ぶ。場合によっては中学数学の参考書を使って復習する
イントロダクションでは、これから学ぶ内容の前提となる知識を学びます。
ここでは中学数学の内容を復習することもたびたびあります。
この前提知識をしっかりと理解しておかなければ、これから学ぶ内容の理解が難しくなります。
もしイントロダクションの内容で疑問や理解できないことが生じた場合は、ウェブや中学数学の参考書を使って問題を解消しておきましょう。
3:「ゼロから解説」と「ちょいムズ」を読み、例題の解法を読んだ後は実際に自分で解いてみる
「ゼロから解説」と「ちょいムズ」を読み、途中で出てくる例題については解法を読んだ後に実際に自分で解いてみましょう。
実際に自分で解くことによって、例題の内容を本当に理解できているのか確認することが出来ます。
例題は練習問題を解く上での基礎となるため、まずはこの基礎をしっかりと固めましょう。
もし例題を実際に解いてみて間違ったのであれば、再度解法を読み直し、どこが出来なかった復習し、解けるようになるまでこれを繰り返しましょう。
4:練習問題を解く前に、節の先頭ページに戻り「この節の目標」の内容について身に付けることが出来たかチェックする
節の最後には「節のまとめ」と「練習問題」が用意されています。
この練習問題を解く前に、いったん節の先頭ページに戻って「この節の目標」を確認し、目標を達成できたかチェックしましょう。
出来たのであれば練習問題に取り組み、出来ていないのであれば出来ていない箇所の解説ページをもう一度読んで復習しましょう。
5:練習問題を解き、リフレクションシートに正誤をチェックする
練習問題を解いたら、答えの正誤だけではなく、解法の過程が正しかったどうかについてもリフレクションシートにチェックしておきましょう。
この作業はとても重要であり、ここでチェックをしておかなければ、自分の苦手を明確に把握することが出来ず、復習の際に必要がない箇所まで復習してしまうなど非効率な学習になってしまいます。
もっと恐ろしいのは復習する必要がある個所が分からず、復習しないまま、つまり、出来ないままになってしまうことです。
ですので、必ずリフレクションシートを使ってチェックしておきましょう。
6:リフレクションシートで3回正解していない問題を解きなおす
定期テスト前や模試の前など、復習の際はリフレクションシートを見て、3回正解していない問題は3回正解するまで解きなおしましょう。
StudyFor.編集部がおすすめする勉強法として「問題演習の際は、間違った問題にチェックをつけておき、間違った問題が3回解けるようになるまで繰り返し解く」というものがありますが、本書ではリフレクションシートの中にこの勉強法が取り入れられています。
この参考書の次に取り組む事は何?
本書で数学の「基礎」を固めた人は、次は「基本」に取り組んでいきましょう。
*StudyFor.ではレベルを「基礎(偏差値 ~50)」・「基本(偏差値 50~60)」・「応用(偏差値 60~)」と定義しております。
基本レベルとしておすすめな参考書としては、「チャート式(青)」や「基礎問題精講」があります。
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【東大生おすすめ】数学チャート式シリーズの使い方・勉強法・評価・レベル【白・黄・青・赤】
どちらも問題演習を通じて数学の基本を身に着けていく参考書です。
これらの参考書を使ってより数学の実力を高めていきましょう。