こんにちは!Study For.編集部です!
この記事では
「ナビゲーター世界史ってどんな参考書?」
「レベルってどれくらい?」
「自分に適した参考書かな?」
「どう使うのが効率的かな?」
「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」
といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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ナビゲーター世界史の概要と使用目的
今回紹介するのは「ナビゲーター世界史」です!
本書は、学校指定の世界史の教科書を100倍分かりやすくかみ砕いて説明した参考書です!
とにかく教科書を分かりやすく説明した参考書ですので、全4冊(1冊あたり約250ページ)の構成となっております。
ちなみに出版元は歴史の教科書で有名な「山川出版社」です。
使用目的としては「世界史の流れの理解」となります。
ここで言う「世界史の流れ」というのは
「ある歴史上の事象(例えば太平洋戦争など)は何が原因で起きたのか、その結果どうなったのか、何にどういう影響を与えたのか」
といった歴史の因果関係に関する時系列のことです。
これを押さえていないと、歴史の用語がぜんぜん頭に入ってきません。
例えば、何も知らないのに「メソポタミア文明」という言葉を覚えなさいと言われても覚えにくいですよね。
またこの歴史の流れはセンター試験を始め数多くの試験で問われる内容です。
ですので、用語を覚える前に本書のような参考書を使って「世界史の流れ」を押さえる理解する必要があります。
ナビゲーター世界史の難易度・レベルは
本書の難易度・レベルとしては「基礎~標準」となります。
本書は世界史を初めて学ぶ人でも理解できるように基礎レベルから書かれています。
またセンター試験や、中堅私大、難関私大レベルの用語については本書にほぼすべて収録されています。
ただし早慶レベルの細かい用語までは収録されていないので早慶を受験する人は、以下の二つの方法で対処するといいでしょう。
①早慶レベルの用語が載っている「東進の一問一答」をつかって本書に用語を書き込む。
②本書と同様に歴史の流れを把握するための参考書であり、早慶レベルの用語まで載っている「実況中継」を使う。
↓こちらも参考に
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【東大生おすすめ】世界史B講義の実況中継の使い方・勉強法・評価・レベル【1/2/3/4/文化史】
↓こちらも参考に!
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【東大生おすすめ】東進世界史一問一答の使い方・勉強法・評価・レベル【完全版】
↓上記の世界史一問一答のリニューアル版がこちらです
ナビゲーター世界史の対象者は
ここからは「ナビゲーター世界史」を使う対象となる人について紹介して行きます。
世界史を0から勉強する人
先ほど紹介したように本書は世界史を「0から学ぶ」人でも理解できるように書いてあります。
センター、中堅私大、難関国公立受験者
本書は世界史の流れを教科書と同様に網羅しており、用語は「基礎~標準」レベルを収録しています。
これはまさに
「センター受験者」
「MARCH・関関同立といった中堅私大受験者」
「東大・京大・一橋と言った難関国公立受験者」
に適したレベルとなっております。
「早慶と言った難関私大受験者」は先ほど紹介したように、本書にこのレベルの用語を自分で書き込むか、初めからこのレベルの用語が載っている「世界史実況中継」を使うといいでしょう。
こちらのAmazonのレビューもセンター受験者や国公立受験者の人は参考になると思うのでぜひ一読をお勧めします。
センター試験と筆記試験対策に最高
投稿者ゆったり2016年8月5日
センター試験(100点獲得)と国立筆記試験対策に大いに役に立ちました。感謝です…
【良い点】
流れが物語として頭に入るので、論述対策にもなる付属の小冊子
【不足部分】
地図が少ないので、資料集を併用した方が良い。難関私大のやたら難しい用語は自分で補強する必要あり。
戦後以降の現代史は足りないかも(?)
amazon
ナビゲーター世界史の特徴
ここからは「ナビゲーター世界史」の良い点・悪い点といった特徴について紹介していきます。
概要としては以下のようになります。
・世界史初学者でも理解できるほど詳しくて分かりやすい
・ポイント→詳細の順で解説
・世界史が楽しくなるコラムが豊富
・地図が豊富かつ正確
では早速、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
世界史初学者でも理解できるほど詳しくて分かりやすい
まず最初に挙げる特徴として「世界史初学者でも理解できるほどとにかく解説が詳しくてわかりやすい」ということが挙げられます!
よくお勧めの参考書として「学校で配られる教科書」が挙げられることがありますが、
世界史を初めて学ぶ人や学校の授業を聞いていなかった人は、教科書を読んでも端的すぎる説明を理解できないと思います。
ですが、本書ではその教科書の内容を誰でも理解できるように分かりやすく書かれています。
そして実はその教科書として有名な「山川」出版社から、本書は発行されているのです。
内容もまさしく教科書を「詳しく分かりやすく」説明したものとなっており、世界史の初学者の方にぜひともお勧めの参考書です♪
ポイント→詳細の順で解説
次に挙げる本書の特徴としては各章ごとに「大事なポイントを紹介してから、その詳細を解説していること」が挙げられます。
各章に取り組む前に、その章で「大事なポイントは何か」を事前に把握して読むことで、重要なポイントを注視しながら読むことが出来ます。
その結果、重要ポイントの理解や暗記が、それを意識しない場合と比べてはるかに効率的に行うことが可能になります!
出来れば各章の終わりにも「まとめのポイント」が載っていればもっといいのですが、それはおそらくページの都合で載っていません。
ですので、各章を読み終わったらもう一度、章の初めに戻って「重要ポイント」を読み直すとより効果的に勉強できます♪。
世界史が楽しくなるコラムが豊富
本書では「世界史の勉強が楽しくなるようなコラム」がたくさん収録されています!
例えば、世界史の重要人物であるユスティニアヌス帝について以下のようなコラムが載っています。
ユスティニアヌス大帝は「不眠不休の皇帝」ともあだ名されているように、精力的に仕事をした皇帝でした。
それが大帝国の建設や国内体制の整備に繋がっているわけです。
彼にはテオドラという「怪しげな踊り子出身」と陰口を聞かれていたにも関わらず政治的直感力の強い妻がいました。
彼女こそが、ニカの乱という民衆の大反乱で一時は弱気になって亡命を決意したユスティニアヌスを激励して立ち直らせ、歴史に残る皇帝にさせたのです。
サン=ヴィターレ聖堂には、その有名なテオドラのモザイク壁画もあります。
ナビゲーター世界史
このコラムを読むと
「へーユスティニアヌスってこういう人なんだー。歴史的偉業を残したのも納得できるなー」
と楽しみながら重要用語を覚えることが出来ますよね♪
この他にもたくさんのコラムが載っているのが本書の特徴です!
地図が豊富かつ正確
最後に挙げる本書の特徴としては「地図が豊富かつ正確」であるということです。
Amazonのレビューでは「地図が少ない」というコメントがありますが、2016年発行の新版では豊富に地図が載っています。
また、本書とよく比べられる「世界史の実況中継」は手書きのアバウトな地図を載せているのに対して、本書は正確な地図を載せています。
これは実況中継と比べて優れている点と言えます。
ナビゲーター世界史の使い方・勉強法
ここからは「ナビゲーター世界史の効果的な使い方・勉強法」について紹介していきます。
最低「5周」繰り返すことを心得よ
まずは参考書を使う大前提として1周するだけでは、その内容の2割ほどしか身につかないということです。
1周しただけで10割すべて身につく人はよっぽどの天才です。
実際に、東大をはじめとする難関大学合格者は一冊の参考書を何度も何度も繰り返して学習しています。
これは難関大学に合格する彼らであっても、参考書を1周するだけではその内容の全てを身に着けることが出来ないからです。
では何周すればいいかというと、私の指導経験から言うと
【プロ講師が書いた】英文読解入門基本はここだ!の使い方・勉強法・評価・レベル【完全版】
「ナビゲーター世界史は最低5周」やれば、ほぼ完ぺきに内容を身に着けることが出来ます。
そしてこれは「短期間」でやるようにしましょう。
なぜかというと、ナビゲーター世界史は全4冊あるため、ゆっくりやっていてはいつまでたっても終わりません。
加えて、4冊読み終える頃に1冊目の内容を完璧に忘れているということになっては勉強の効率が悪いです。
ですので必ず短期間(できれば3か月以内)で「5周」やるということを念頭に置いて、勉強のスケジュールを立てましょう。
ポイント→詳細→再びポイントの順で読む
さて本書を読むときに一つお勧めしたいのが、
「ポイント」→「詳細」→「再びポイント」
の順で読むということです。
本書では各章の先頭にその章で大事なことをまとめた「ポイント」というコーナーがあります。
まずはここを読んで、その章で大事なことを認識しましょう。
ここは読んでもポイントしか書いてないので、覚えようとか、理解しようとせずに「ふーん、これがポイントなんだー」くらいの軽い感覚で読めば十分です。
こうすることで、続きの詳細を読む際に「重要なポイントを重要であると意識しながら読む」ことができるので、重要事項の理解・定着が早まります!
さてポイントを読んだ後は、続きの詳細を読んでいくのですが、ここで大事なのは以下の二つです。
①歴史の因果関係を理解しながら読む
②地名が出てきたら必ず地図で確認する
①については、この記事の冒頭で述べたように本書の使用目的は「歴史の流れ」すなわち「歴史の因果関係」を把握することですので、
「誰が、どこの国が、何が原因で、何をして、その結果どうなったか」
をしっかりと意識しながら読んでください。
②については、2つの理由があります。
1つは地図を見ながら学習した方が歴史事項を覚えやすいから。
もう1つはセンター試験を始め数多くの入試で地図問題が出題されるからです。
ですので学習の際は必ず地名が出るたびに地図で確認しましょう。
覚えることより理解することを優先
本書の使用目的は「歴史の流れ」を理解することです。
「用語を覚える」ことではありません。
では「用語」をどのように覚えるかというと「東進 世界史一問一答」を使って覚えます。
詳しいレビューや使い方などはこちらを参考にしてください。
【プロ講師が書いた】東進世界史一問一答の使い方・勉強法・評価・レベル【完全版】
2周目以降はスピーディーに復習
さて1周目を終えた皆さんはこのように思うのではないでしょうか?
「1周するのに結構時間かかった。。。これを7周もするのか、、、」
と。
でも安心してください!
2周目は1周目の約3分の2の時間で読み終わることが出来ますし、周を重ねるごとにどんどん短い時間で読み終えることが出来るようになります。
なぜなら1周目はどうしても書かれている理解するのに時間がかかりますが、2周目以降は1度理解したものを読むので、1周目よりも早く読むことが出来るからです!
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ナビゲーター世界史の次に使う参考書は
ナビゲーター世界史の次に使う参考書は「用語集」と「年号暗記集」と「問題集」の3種類があります。
用語集は「東進 世界史一問一答」との一択です!
↓こちらも参考に!
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【東大生おすすめ】東進世界史一問一答の使い方・勉強法・評価・レベル【完全版】
↓上記の世界史一問一答のリニューアル版がこちらです
次に年号暗記集は「世界史年代ワンフレーズnew」もしくは「新装版エロ語呂世界史年号 (エロ語呂暗記法)」がおすすめです。
最後に「問題集」については以下の参考書がおすすめです。
センター受験者は「センター試験の過去問」
私立を受験する人は「センター試験の過去問」+「実力をつける世界史100題」
国立を受験する人は「センター試験の過去問」+「論述練習帳」
ナビゲーター世界史のまとめ
・学校の教科書を100倍分かりやすく丁寧に解説した参考書
・世界史初学者から難関国公立受験者まで幅広く使える参考書
・使用目的は「歴史の流れ」を理解すること
・「用語」は「東進世界史一問一答」を使って覚える