英語

【塾講師おすすめ】毎年出る頻出英語長文の使い方・勉強法・評価・レベル

2021年9月13日

こんにちは!shirocanです!

私は大学1年次から進学塾・予備校にて約10年以上大学受験生を中心に指導にあたってきました。

その経験を生かして高校生や受験生および保護者の方向けに有益な情報を発信しています。

この記事では「毎年出る頻出英語長文」について、

「どんな参考書?」

「レベルってどれくらい?」

「自分に適した参考書かな?」

「いつから取り組むべき?」

「どう使うのが効率的かな?」

「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」

といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。

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「毎年出る頻出英語長文」はどんな参考書?

毎年出る頻出英語長文は、英語長文問題集の決定版と言えるほど洗練されたテキストで、長年受験生に愛用されてきたテキストです。

量・質ともに申し分のない長文が30本掲載されており、しっかりとやり切れば確固たる長文読解力を身に付けることができます。

設問構成も、単なる内容一致問題のみの出題ではなく、文法・語法、英文和訳、語句整序など幅広く知識が必要な形になっており、復習を含めてしっかりと取り組むことで総合的な英語力アップにもつながります。

「毎年出る頻出英語長文」はどんな人におすすめ?何のための参考書?

語彙力・文法力がある程度つき、学校の教科書レベルの長文読解をこなした段階であれば、十分にチャレンジできるでしょう。

長文読解と言えども、単に読むだけでは入試にはつながらず、「解くために読む」、「点を取るために読む」という意識・作業が必要です。

そのため、この意識をもって長文読解に取り組むには、長文そのものが設問付きで、その設問も入試問題の抜粋ないし入試問題を意識した形式のものである必要があります。

その点、本テキストは先述の通り本文・設問ともにとても質が高いので、学校レベルの読解から入試レベルに飛躍したいという受験生に大変適したテキストと言えます

「毎年出る頻出英語長文」の難易度やレベルは?取り組むための前提レベルは?

本書に取り組むためには上述の通り、高校で学ぶ英単語と英文法を一通り学び暗記・理解しておく必要があります。

目安としては偏差値55以上が望ましいです。

同時に近年の入試英語の傾向からして熟語力の必要性が高まってきていますので、可能であれば熟語帳にも手を出していることが望ましいです。

長文読解という観点で言えば、1冊目に本テキストを利用することも十分に可能です。

もっとも、まだ長文に慣れておらず少し不安や苦手意識がある場合には、「やっておきたい英語長文300」や「英語長文ハイパートレーニング レベル1」など入門レベルの長文問題集をやり切ってから本テキストに移行すると良いでしょう。

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↓やっておきたい英語長文について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【東大生おすすめ】やっておきたい英語長文シリーズの使い方・勉強法・評価・レベル【300/500/700/1000】
【東大生おすすめ】やっておきたい英語長文シリーズはどれからやればいい?使い方・勉強法・評価・レベル別に解説


↓英語長文ハイパートレーニングについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
【東大生おすすめ】英語長文ハイパートレーニングの使い方・勉強法・評価・レベル【レベル1/2/3】
【東大生おすすめ】英語長文ハイパートレーニングの使い方・勉強法・評価・レベル【レベル1/2/3】

「毎年出る頻出英語長文」の特徴は?良い点は?微妙な点は?

長文が精選されている

本書はかなり前に発行されたものではありますが、掲載されている長文30本はどれも選び抜かれた勉強し甲斐のあるものばかりです

テーマ・題目も見開き左ページ上に英語で書かれているという最近のテキストには無い構成で、テーマを意識して読み進めることが可能です。

また、そのテーマについても多種多様です。

大学受験においては医学系など専門学部で無い限り、基本的には特定のテーマだけでなく様々なテーマから出題されます。

また、英語長文の勉強は読解という点で現代文の勉強にもつながりますので、本書を通じて様々なテーマの文章に慣れていきましょう。

設問も工夫されている

本書に掲載されている設問は単に入試問題における設問を抜粋するにとどまらず、受験生にとってより勉強しやすいように工夫がされています。

入試問題をそのまま掲載すると良くも悪くも各大学・学部の色が出てしまい、合否を決める入試問題としては適していても、長文読解力を身に着けるという観点では必ずしも適切で無い場合があります。
(例えば実際の入試問題では長文問題の設問に単語の意味を問う設問があっても、それがただ語彙力を問うものであれば長文読解力とは紐づくことのない設問となります)

もちろん過去問演習を通して志望校の問題傾向を把握し、合格点を取るためのトレーニングをしていく必要がありますが、長文読解力を身に着けるという観点から見ると、”長文読解力を磨くため”に長文と設問が精選されている本書は有用です。

本文の解説が詳しい

本書は良問を生鮮し、長文の内容理解に重点が置かれていることから本文の解説が非常に詳しいです。

長文読解の前段階としてはいわゆる英文解釈を行い、一文一文を文型や修飾関係を明らかにしつつ日本語訳にするという作業が一般的だと思います。

英文解釈の勉強時に用いような英文解釈用の参考書はあくまでも一文に対する解説が詳しくされています。

他方で長文読解の問題集となると一文一文の解説よりも長文全体の内容に重点が置かれて、英文解釈に関する解説が疎かになりがちですが、本書ではその部分も充実しています。

パラグラフリーディングの観点からの解説は無い

大学・学部にもよりますが、超長文と言われるようなかなりボリュームのある長文を出すところもあります。

そうした場合には、段落ごとに内容を捉えて全体の流れ・筆者の主張の流れを掴む必要があります。

ここでは割愛しますがパラグラフリーディングという手法が受験英語指導においても技術の1つとして提唱・導入されています。

本書に掲載の長文は分量が必ずしも多くないため、段落間の関係を捉える必要があまり無いという見方もできますが、段落間の関係という点からの説明・解説は少ないです。

紙質など利用面では少し使いにくい

内容面とは全く関係がありませんが、なにせかなり昔から世に出されている参考書ゆえ、表紙もレイアウトも紙質も昔ながらです。

ゆえに、例えば本文を拡大コピーして単語の意味や解説などを書き込むという勉強方法をとる場合は良いですが、テキストに直接書き込む派の人にとっては利用しにくい・書き込みにくいという難点はあります。

ここは使い方次第ですので工夫して利用しましょう。

「毎年出る頻出英語長文」の評判や口コミはどう?

良い評判や口コミ

本書の特徴は、精選された問題と詳細な解説にあります。英文読解が得意な学習者でも得るところがあるでしょう。

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色々なテーマの英文が載っていますが、内容的にはなかなかレベルが高い気がします。

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この本は見た目は結構古くさく見えてしまいますが、内容としてはとても良いものを多く扱っています。難易度としてはやや優しめ~普通レベルの長文です。

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やはり使う段階によって学習効果が変わってくると言えるでしょう。

いわゆる偏差値や大学・学部のレベルは時代によって変わりますが、私立大学から国公立大学に至るまで幅広い志望校に対応できるテキストと言えるでしょう。

微妙な評判や口コミ

出題頻度の高い英文を扱っているが、(出題校に国立と私立が入り混じっているためか)設問が中途半端な気がした。

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長文がかなり苦手とか長文に触れるのは初めてなどの方はこれともう少し易しめの長文問題集を併用してやってみればいいかもしれません。

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古いせいかレイアウトが悪く見づらいと感じました。

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レイアウト面や難易度の点に関する意見が目立ちました。

レイアウトについては好みですので、自分が使いやすい・取り組みたいと思うテキストを選びましょう。

勉強の内容面の話ではないですが、やはりテキスト選びは大切です。

よく、何らかの理由で合わないと言い、参考書を取っ替え引っ替え使う受験生がいますが、書店に並んでいる以上、受験参考書としての中身は大差ありません。

やはり1冊を自分のものにするまで仕上げて初めて次のステップに進むという姿勢が大切です。

「毎年出る頻出英語長文」の効果的な使い方や勉強法は?

では、具体的にはどのように利用するのが効果的なのか。

以下で説明をします。

時間を計って解き切る

見開きで1つの長文問題という形ですので、標準解答時間はありませんが、20〜30分で時間を計って解いてみましょう。

入試本番を想定して、先に設問を見て、本文を読まずとも解けるものは解いてしまうなど実戦的なトレーニングをしましょう。

上述の通り、設問もかなり工夫されていますので、すぐに解けるものもあればそうでないものあるでしょう。

勿論、制限時間を設けずにじっくりという考え方もありますが、じっくりと考えるのは復習の段階に譲り、まずは解くこと・解き切ることに集中しましょう。

文法事項含め幅広く復習

解説も詳しいですから、解説を読んでも調べなければ分からないといったことはあまりないでしょう。

ですがもし分からないところがあった場合は、自分が愛用している文法問題集の該当箇所に戻り、マークを付ける・学んだことを書き込むなどして、勉強したことをまた見返す・思い出せる状態を作りましょう。

解説を読んで、分からない事項があった際にそれをそのまま放置しておくと成績は向上しないので、分からないことは他の参考書などで調べるなどして必ず分かる状態にしましょう。

ひたすら音読

何度も読み返して、文法・構文、発音・アクセントに至るまでその文章から得られることを全て得られるよう復習をしましょう。

音読をすることで長文の読解スピードは飛躍的に向上します。

また、何度も読んでいるうちに、さらなる疑問点が出てくるかと思います。

そこで調べる・解決するという作業を繰り返すことで、さらに知識は増え強固になります。

分量もそう多くありませんので、スキマ時間にも十分にこなせます。

時間を有効活用しましょう。

「毎年出る頻出英語長文」にはいつから取り組むべき?

本書に取り組むタイミングは過去問に前段階ですから、9月から過去問演習に入ると仮定すると、「夏休みに集中的にやる」または「6月くらいから3ヶ月計画でコツコツ進める」といったやり方になるでしょう。

もっとも、他教科とのバランスもありますが、英語は現状入試において入試配点を勘案すると最重要科目と言えるでしょう。

入試における重要度の点から他教科に比べて学習優先度が低い理科や社会に、夏休み以降はより多くの時間を割くためにも、英語は早い段階で目処をつけておきたいものです。

一方で、「英語の勉強が進んでいる」または「英語が得意で得点源」という受験生はより早い時期から取り組んでも良いでしょう。

「毎年出る頻出英語長文」の参考書の次に取り組むべきことは?

本書での勉強を終えた後は過去問演習に入るか、より難易度の高い長文問題集に取り組むことになるでしょう。

とりわけ、志望校が超長文を毎年出題する場合には、パラグラフリーディングの手法を身につけたり、速読の練習もする必要があるでしょう。


↓パラグラフリーディングのストラテジーについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
【塾講師が書いた】パラグラフリーディングのストラテジーの使い方・勉強法・評価・レベル

時間がなければ過去問を通してトレーニングするという考え方もありますが、過去問は昔に遡ると傾向が異なり実戦的なトレーニングという観点での利用価値が下がる場合もあります。

ゆえに、そうした場合にはそれに適した問題集(近年の入試傾向を反映した問題集など)に取り組んでから過去問に入りましょう。

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