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【塾講師が書いた】パラグラフリーディングのストラテジーの使い方・勉強法・評価・レベル

2021年3月15日

こんにちは!shirocanです!

私は大学1年次から進学塾・予備校にて約10年以上大学受験生を中心に指導にあたってきました。

その経験を生かして高校生や受験生および保護者の方向けに有益な情報を発信しています。

この記事では「パラグラフリーディングのストラテジー」について、

「どんな参考書?」

「レベルってどれくらい?」

「自分に適した参考書かな?」

「いつから取り組むべき?」

「どう使うのが効率的かな?」

「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」

といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。

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目次(項目をクリックするとジャンプできます)

「パラグラフリーディングのストラテジー」はどんな参考書?



本シリーズは長文読解における技術として必要なパラグラフリーディングの手法を効率的に学ぶことができるテキストです。

「読み方解き方編」・「実戦編(私立大編)」・「実戦編(国公立編)」の3編構成です。

パラグラフリーディングとは段落(パラグラフ)ごとの要点を理解して、各段落が文章全体においてどのような役割を果たしているのかを理解することで文章全体の内容を理解する読解(リーディング)方法のことです。

パラグラフリーディングは入試の長文を効率的に読み解くうえで非常に有用な手法ですので、長文読解の手始めや、少し慣れてきた段階で本テキストを用いてパラグラフリーディングを理解し実践できるようになることが理想です。

「パラグラフリーディングのストラテジー」はどんな人におすすめ?何のための参考書?

本シリーズは、語彙力・文法力がある程度身につき、長文読解にも少しずつ慣れてきたという受験生におすすめです。

学校や塾の授業では、長文読解の手始めないし前提として、1文1文の構造をしっかり捉えながら読んでいくいわゆる英文解釈をすると思います。

もっとも、実際の入試においては、どれだけ正確に読めたかではなく、どれだけ設問を解けたかが問われます。

とすると、長文全体の流れをうまく掴み、解くために読むという姿勢が大切になってきます。

その点でパラグラフリーディングの手法は有用ですので、長文読解における新たな武器を手に入れるという気持ちで取り組むのがよいでしょう。

「パラグラフリーディングのストラテジー」の難易度やレベルは?取り組むための前提レベルは?

「長文を読むことに慣れていない」、ないしは「不安がある」という場合には無理に取り組む必要はありません。

ですが、本テキストで長文読解に取り組むにあたり、基本的な英単語や英文法は覚えておく必要があります
※目安としては偏差値55以上あれば問題なく取り組むことが出来るでしょう

そのうえで、短い文章を文構造を明らかにしながら確実に訳す力(英文解釈力)をある程度つけておく必要もあります。
※基礎的な英文解釈力を身につける参考書としては『英文読解入門基本はここだ!』または『入門英文解釈の技術70』がおすすめです。


↓『英文読解入門基本はここだ』について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【東大生おすすめ】英文読解入門基本はここだ!の使い方・勉強法・評価・レベル
【東大生おすすめ】英文読解入門基本はここだ!の使い方・勉強法・評価・レベル


↓『入門英文解釈の技術70』について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【東大生おすすめ】英文解釈の技術の使い方・勉強法・評価・レベル【入門70・基礎100・無印100】
【レベル高すぎ!】英文解釈の技術の使い方・勉強法・評価・レベル【入門70・基礎100・無印100】

「パラグラフリーディングのストラテジー」の特徴は?良い点は?微妙な点は?

長文の読み方を理解できる

パラグラフリーディングというと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば、いかに長い長文を読みこなすかという技術やポイントのことです。

具体的には、筆者がある主張をする場合「どのような段落の流れが考えられるか」、「どのような接続詞を使って論理を展開していくか」などについて本テキストには書かれています。

入試問題の中には日本語で読んでも難しいような難解な文章もありますので、接続詞を中心とした論理展開の形(パラグラフリーディングの基本)を知っておくことで実戦力・得点力が間違いなく上がるでしょう。

和訳問題の練習ができる

本テキストはパラグラフリーディングの手法を学ぶ参考書ですが、勿論設問もついていますので、和訳問題の訓練もできます。

和訳・記述問題は国公立大学で主として問われますが、私立大学でも出題はあります。

和訳問題には解答のポイントがあり、どのように書くかという手法を学ぶ必要があります。

その点、別途、和訳問題用のテキストに取り組まなくても、本テキストである程度力をつけることができますのでその点も有用です。

段階的に学ぶことができる

本シリーズは異なるレベルの3テキストで構成されているので、これら全テキストをしっかりとやり切るとなると時間はかかりますが、基礎の基礎から段階的に学ぶことができます。

英語学習の進度は通っている学校によって異なるとは思いますが、本シリーズは場合によっては中学生であっても理解できる内容となっています。

パラグラフリーディングを正しく学び、それを学校の授業や長文読解に生かしていくことで、加速度的に読解力がついていきますので、幅広い層に利用が可能です。

長文読解初学者には難しい

パラグラフリーディングの手法というくらいですので、若干テクニック的な側面があります。

とすると、基礎力がない段階で取り組むと「技術に頼る」という面だけが強調され、前提となる英文解釈力や語彙力・文法力を鍛えるという意識や行動が不足することにもなりかねません。

ゆえに、まだまだ長文読解に慣れていない段階では無理に手を出さずに、しっかりとした英文解釈力をつけるためのトレーニングを地道にやっていきましょう。

「パラグラフリーディングのストラテジー」の評判や口コミはどう?

良い評判や口コミ

方法論から問題への応用までを、詳しく解説しているパラグラフ・リーディングについての
基礎的な参考書です。

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ディスコースマーカーを手がかりに文と文、段落から段落の繋がりを整理して論理展開を素早く掴む練習が出来る一冊。『一文、一文はなんとか読めたけど結局この文章は何が言いたかったの?』って方に最適。

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英語の長文読解で必須となるパラグラフリーディングの方法を、豊富な例とともに解説した名著。

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パラグラフリーディングと聞くとなんだか難しそうな気がしますが、長文をより効率的に読む技術であることを明確にし、わかりやすく説明してくれるテキストであることが伺えます。

例を多用して噛み砕いて説明をしてくれるので受験生にとっては有難いですね。

微妙な評判や口コミ

パラグラフ(小段落)を意識しながら全体を理解しようとするには、より確固とした知識による飛躍ができないと難しい面がある。

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遷移語に注目しよう、各段落の言いたいことは段落頭にある、といった内容ですが、ウェブで無料で手に入る範囲の内容と思います。
要点抽出⇒サマリ作成のプロセスが記載された長文集などがあるといいと思うのですが。

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この参考書は悪くはないですが、やることがないくなってしまった人がやるべきであり、時間がないひとはポレポレ、難しい和訳をやりたい人は英文解釈教室などに手を出した方が良いと思われます。

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いかに手法を身につけるか、テクニック偏重になる恐れがあるという点での意見が見られます。

やはり使い方次第という面がありますが、前提としての英文解析・解析力は必須です。

「パラグラフリーディングのストラテジー」の効果的な使い方や勉強法は?

では、具体的にはどのような順序で利用するのがよいでしょうか。

順に説明をしていきます。

手法の説明を読み込む

まずは、問題を解くということではなく、パラグラフリーディングという手法がどのようなものであるかについて理解をするためにしっかりと読み込みましょう。

本テキストで説明されている内容は抽象的ですので、読んだところで100%理解しすぐに実践できるものではありませんが、やっていく中で自分のものにしていけばよいので、あせらずにまずは出来る限り理解することに努めましょう。

パラグラフリーディングを意識して文章を読む

説明が抽象的でわかりにくかったとしても、まずは今までのやり方は隅においてパラグラフリーディングの手法を使って読んでいきましょう。

3編構成ですので順にやっていけば、徐々に長い文を読めるようになっていきますので、まずは短い文章から同手法を使えるように意識をしていきましょう。

設問についても自力で解いて、より実戦を意識したトレーニングをしていきましょう。

文章を絞り読み直し

パラグラフリーディングをうまく実践できなかった文章、全体の構造を初見で捉えられなかったものに絞り復習をしましょう。

その後の様々な演習において、ここで身につけた考え方を用いるときが必ず出てきますので、段落構成のパターンや読解の考え方をストックしておきましょう。

「パラグラフリーディングのストラテジー」にはいつから取り組むべき?

3編いずれに取り組むにしても、英文解釈力がついていなければなりませんので、現実的には高校2年生はじめくらいになるでしょう。

高校3年生春から始めても決して遅くはないでしょう。

もっとも、いわゆる最難関大学を目指す場合には入試問題の中心である長文読解の演習に時間をかける必要があるので、ひとつの目安として高校3年の6月くらいには本シリーズを全て終えたいところです。

「パラグラフリーディングのストラテジー」の参考書の次に取り組むべきことは?

過去問演習に入れるのがベストですが、長文読解力をさらに高め、パラグラフリーディングの手法を自分のものにするために、本格的な長文読解問題集に取り組むと良いでしょう。

過去問を通して、志望校の長文の長さや質を把握する必要はありますが、手法を身につけるためには、より長い長文で練習することが有用ですので、意識的にそうした内容の長文問題集を選ぶようにしましょう。

おすすめの長文問題集としては『英語長文ハイパートレーニングシリーズ』や『やっておきたい英語長文シリーズ』がおすすめです。


↓『英語長文ハイパートレーニングシリーズ』について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【東大生おすすめ】英語長文ハイパートレーニングの使い方・勉強法・評価・レベル【レベル1/2/3】
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↓『やっておきたい英語長文シリーズ』について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【東大生おすすめ】やっておきたい英語長文シリーズの使い方・勉強法・評価・レベル【300/500/700/1000】
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