【長文が読めない人へ】東大生が教える英語長文の読解方法

こんにちは!東大理科2類1年のファッフォイです!

この記事では、

・長文読解に必要な能力はどのようなものがあるか?

・いつから長文読解の勉強を行うべきか?

・長文読解のコツは何か?

・レベル別の勉強法や参考書

などといった、皆さんが知りたいことについて全て掲載しています。ぜひ最後までご一読ください。

長文が読めない理由

長文が読めない理由

英語長文が読めない理由というのは、人によって様々だと思います。

実際、僕も夏ぐらいまでは長文を読むのがあまり得意ではなく、模試などでは苦労していました。

今回は、長文が読めない数々の理由のうち、僕が実際に当てはまっていたものについて、紹介したいと思います。

・単語や熟語を知らない

・読んでいると眠くなってしまう

・少し前に読んだ内容を忘れてしまっている

・主語がどこまでかわからない

長文が読めない理由としてはこのようなものがあるのではないでしょうか。

この記事ではこれらの理由についての対策を示していきます。

いつから長文読解の勉強を行うべきか?

長文読解は、短期間ですぐに出来るようになるようなものではありません。 長い期間をかけて、色々な長文を読んでいく中で、読めるようになっていきます。

なので、長文読解の勉強は、出来る限り早めに始めてください。少なくとも、高3の春には始めていないと間に合わないと思います。

もしかしたら、

「単語帳に出てくる単語を全部暗記しないと長文は読めないんじゃないの?」

と思う人もいるかもしれません。

ですが、たとえ単語帳の単語を全部覚えたとしても、長文を読めない人は読めないままだと思います。

長文読解に必要な能力

長文読解に必要な能力

別の記事でも書いていたことを、長文読解という観点から見ていきます。

別記事→【東大生が教える】難関大で問われる「本当の英文法」と「その勉強法」

僕が受験期に思っていた事として、

「英文の骨組みは五文型であり、そこに修飾をすることによって全ての文が作られている」

という事があります。逆に言えば、

「全ての英文は、修飾を剥がしていけば、五文型のどれかの文になる」

という事です。

英語長文というものは、長文が複数並ぶ事によって出来ています。

長文を読むためには、

①文の構造を把握して、

②文の意味をとって、

③意味を覚えて読み進めることで全体の流れをつかみ、

④設問に答える

という4つのプロセスが必要となります。

長文読解が苦手な人は何をしてしまうかというと、

②と④のみを行ってしまうんですね。

つまり、文の中の単語のみに注目し、単語ごとに日本語訳をしてしまうため、文の意味も曖昧になり、文全体を俯瞰する事も出来なくなってしまいます。

ですからこの記事では、①と③のためのコツなどについて説明しましょう。

長文読解のコツ

コツ

英語長文読解においては、1つの文の構造に注目することと、文章全体を俯瞰する事が重要になります。

設問を見たときに、その情報はどの位置に書いてあるのかを瞬時に判断するために文の流れをつかむ必要があり、設問に正解するためには、その情報が書かれている文を正確に読める必要がありますね。

文構造を掴むためには、その文についてる修飾を剥がしていって、五文型のどこかに帰着させる必要があります。

僕自身は、これをやるために、ほぼ全部の英文に印をつけて、構造をあらわにしていました。

印をつけながら読んでいると、手を動かすので、眠くなる事もなくなりました。

しかし、この記事でその印について全て書いていると、間延びしてしまうので、今回は省略します。また別の記事で書こうと思います。

文構造については、「英文読解の基本はここだ!」および姉妹書である「ポレポレ英文読解50」という参考書で、かなり詳しく解説されています。

この参考書をマスターすれば、入試に出てくる構文パターンがほとんど網羅されているため、初見の文章に対しても、文構造が簡単にわかるようになります。

そして、「主語がどこまでかわからない」という悩みも、解決してくれると思います。

ぜひやってみてください。


【東大生おすすめ】英文読解入門基本はここだ!の使い方・勉強法・評価・レベル


【東大生おすすめ】ポレポレ英文読解プロセス50の使い方・勉強法・評価・レベル

さて、ここまでは1つの文に注目する事について述べました。1つの文に注目する際には、文構造を露わにする事が重要でしたね。

一方で、長文読解では、全体の流れを把握する事も大事です。

しかし、全体の流れを、長文を読みながら覚えておくことは非常に難しいですね。僕自身もそうでしたが、前の文の意味はすぐに忘れてしまいます。

では、どうして忘れてしまうのでしょうか?

おそらくですが、英文が非常に複雑で、情報量が多いために忘れてしまうのではないのでしょうか?

例えば、ある英文を日本語訳した時に、次のような意味になったとしましょう。

私は昨日の夕方に、一昨日雨の中でサッカーをしたせいで風邪を引いていたにも関わらず、私が若かった頃に毎日学校帰りに寄っていた店を訪れた。

(ちなみにこの文は適当に作ったので文の意味はめちゃくちゃです。)

まず、この文はおそらく複雑で長いので、日本語に訳すのにひと苦労で、その日本語訳を全て暗記するのは難しいですね。

このような文章が続くと、次の文を訳している間に前の文を忘れてしまうわけです。

ここで少し長文読解のコツなのですが、

「その文で最も言いたい事は何か?」

をはっきりさせましょう。

さっきの文は、グダグダと続いていて、結局何が言いたいかよくわかりませんね。

そこで、1つの文に注目したときにやっていた構造分析が、全体を俯瞰する時にも役に立ちます。

どういうことかというと、文の構造がわかる。つまりその文の修飾を全て剥がせると、五文型のどれかになるわけですね。さっきの例文だと、SVOの形です。

その形まで簡略化出来たなら、1度その文を読んでみましょう。さっきの文ならば、

私は店を訪れた。

がその文に当たります。

どうでしょうか?このSVOの形が、さっきの文の中で1番重要な情報ではないでしょうか?

そして、このような文の骨組みを重要視して文を読んでいくと、情報量も多くないので、前の文の内容を忘れる事も減ると思います。

そして、文章全体の流れは、

私は店に行った→私は○○を買った→私は家に帰った

というように追っていくことが出来ます。

じゃあ修飾部分はどうしたら良いでしょうか?ここは最悪忘れてしまっても仕方がないと割り切って、設問を解くときにもう一度確認しましょう。

もし設問に、

昨日筆者が訪れたのはどんな場所か?

とあった場合、自分の記憶だけで

筆者が昔通っていた店

などと答えるのではなく、文の中に店に行った場面があったはずだと思い出して、店に行った時にその説明されてなかったかな?と考えて、その周辺を読んでみましょう。

1回読んだだけで、設問を見て本文に戻らない解き方は、時間は節約出来ますが、正答率が低くなってしまうので、あまりオススメ出来ません。

出来る限り時間を節約し、なおかつ点数も取れるように、文全体の流れは覚えておいて、設問を見てからもう一度確認するという作業をするようにしましょう。

単語がわからなくて長文が読めない

長文が読めない理由として、単語がわからないという人がいます。当然単語の意味がわからないと長文は読みにくいですね。

しかし、早稲田や慶應の入試問題の英語では、

「文章の話題となっている単語の意味が、受験生が知らない医学用語」

である事が多いです。

そんな中でその早稲田や慶應の問題を正確に答えて、合格している人がいるというのも事実です。

合格者

では、合格してる人達は、その医学用語を知っていたのでしょうか?そんな事はないと思います。

という事は、英語が出来る人は、何らかの方法で未知語の類推を行なっているわけですね。

今回は、僕が実際にやっていた未知語の類推方法を紹介します。

英語が出来ない人は、長文の中で、知らない単語に出会った時、おそらくそこで立ち止まってしまうと思います。テスト中でなければ、電子辞書を持ってきて、意味を調べて、もう一度読み進める事でしょう。

しかし、厳しい事を言うようですが、

「そんな事をしているからテスト中に未知語があると読めなくなってしまう」

のだと僕は思います。

未知語の推測は本番で突然出来るわけではないですから、ある程度普段から練習しておく必要があります。

また、未知語1つに対して立ち止まってしまうと、今までの文の流れも忘れてしまいます。

僕が思うのは、

単語がわからなくて読めないのは言い訳

であり、

単語がわからなくても前後の文から類推出来るのが長文の良いところ

であるという事です。

では実際にはどのように類推するのか?

まずは長文の流れを活かしましょう。

未知語が名詞の場合には「○○」、動詞の場合には「○○する」というように、意味を適当に置いて、その一文を読みきってしまいましょう。このように、一文を読みきる事は重要です。

その名詞や動詞が特殊な意味の場合には、その一文を考えただけで、このような意味が入りそうだなとなる場合もありますし、その一文では判断できない場合には、次の文以降も読み進めていきましょう。

もし未知語の入っている文があまり重要じゃないな、と思ったら、その文の事はあまり考えずに読み進めてもあまり支障は無いと思います。

もし未知語の入っている文がとても重要で、その文がわからないと文の流れが作れない、という場合には、前後の文の流れを上手く繋げるような意味を、自分で探すことが出来ると思います。

なぜなら、その文が本文の流れに沿っているはずだからです。

ここでの推測力は、もはや英語力ではなくて、国語力の問題になります。

例えば、このような文の流れがあったとしましょう。

私は店に行った→その店で野菜を○○した→私は家に帰った

という風に、未知語を○○と置いて文章を読み進めていくと、前後の流れから推測出来そうな気がします。

店に行ってから帰るまでにする事といえば、何かを買うか、店主と喋るか、などと選択肢が絞れて、目的語が野菜だから、「買う」になりそうだな、という風に推測出来ます。

ちなみに、東大の英語では、受験生が知らないレベルの単語はあまり出ません。受験生が見たことのあるはずの単語を組み合わせて、難しい問題を作ってきます。

そのような問題を解くためには、単語帳で英単語と日本語訳を1対1で対応させて暗記するのではなく、その単語が持っている意味の大枠を理解するような勉強が必要になります。

レベル別の勉強法や参考書

まずはどんなレベルの人にも、「英文読解の基本はここだ!」および「ポレポレ英文読解プロセス50」というものをやってみてほしいです。

英文の構造について詳しく解説されています。

英文に使われている単語には、たまに難しいものが含まれますが、それだけの理由ですぐに答えは見ないようにしてください。全部の単語の意味を辞書で調べても構わないので、答えを見ずに自分なりの考えで答えを考えてみてください。

単語が全て分かっていても、英文が読めない」という事が体感できると思います。


【東大生おすすめ】英文読解入門基本はここだ!の使い方・勉強法・評価・レベル


【東大生おすすめ】ポレポレ英文読解プロセス50の使い方・勉強法・評価・レベル

あとは未知語の推測の練習をしたいので、自分のレベルよりもほんの少し難しめの長文を選ぶと良いでしょう。自分で時間を決めて、その時間内では、辞書を引かずに長文が読めるように意味類推の練習をしましょう。

参考になるかはわかりませんが、僕は長文演習を始めたのが高3の夏と遅かったので、いきなり東大の過去問を使って練習していました。東大の問題でも、単語の意味がわかっても長文が読めるわけではない、という事が体感出来ると思います。

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【東大生おすすめ】英語長文ハイパートレーニング シリーズ レベル1/2/3の使い方・勉強法・評価・レベル


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まとめ

この記事では、

文の構造を分析する事の重要さ

文の骨組みを重点的に読む事による文全体の流れの把握

文全体の流れを利用した未知語の推測

などといった事について述べました。

また、単語を知っているかどうかは、必ずしもその長文が読めるかどうかと一致しないという事も強調しておきました。

長文には長文の難しさがあり、長文だからこそ出来る小ワザもありましたね。

とにかく、英語で重要となる考え方の1つとして、文構造という考え方があり、文構造がわかると色々な文が読みやすくなります。

ぜひこの考え方を習得して、長文読解に活かしてみてください。





ファッフォイ

投稿者の記事一覧

東京大学教養学部理科2類1年。

大学では体育会系の部活動に所属。

公立の中学、高校出身。

高3の6月末まで部活をやっていたため模試ではE判定しか取ったことが無かったが、引退後に勉強を始めて現役で東大に合格。

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