1.知らない単語、発音を正確に覚えていな単語は絶対に聞き取れない。
2.リスニング学習には❶聞き取る能力をつける❷問題を解く力をつける という2段階がある。
3.ディクテーションはすぐにスクリプトを見ず、粘り強く。
4.実戦演習を通じて自分の弱点をつかむ。
5、受ける試験よりもハードな条件で練習する。
みなさん、はじめまして。英語の講師をしています、三浦淳一といいます。
簡単に自己紹介をしますと、現在は某大手予備校の講師をしつつ、N予備校、学びエイドなどの映像授業にも出ています。
予備校講師歴は約25年。
著書のうち代表作には『全レベル問題集 英語長文』『入門英語長文問題精講』(旺文社)などがあります。
また、大学受験情報誌の記事を多数執筆したり、『全国大学入試問題正解』(旺文社)の解説執筆を20年以上担当したりと、自分で言うのもなんですが、大学入試の英語には最も精通している人々の1人ではないかと思っています!
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リスニングの重要性
今回は、苦手な人も多い、リスニングの対策についてお話ししましょう。
特に、センター試験から大学入学共通テストに移行して、リスニングの比重は飛躍的に高まりました。
苦手だからといって後回しにしておくわけにはいきませんね。
リスニング学習の2段階
リスニング学習には2つの段階があります。
❶基礎力養成段階:英語を聞き取る力を付けます。
❷実戦力養成段階:リスニング問題を解く力を付けます。
これについて、以下で詳しく述べますが、その前に大事なことがあります。
それは、「知らない単語は絶対に聞き取れない」「正しい発音を覚えていない単語は絶対に聞き取れない」ということです。
たとえば、revolutionizeという単語を知らなかったら、当然ですが、この語を聞いても何のことだかさっぱりわかりません。
たとえば、floodという単語を知っていても、「フルード」と発音すると思っていたら、やはり聞き取ることはできないでしょう。
ですから、語彙力をつける努力を日ごろから怠らないことと、単語を覚えるときには必ず正しい発音で覚えることが、リスニング学習の前提となります。
これらをやっていなかったら、どんなにリスニングの練習をこなしても、けっして英語が聞き取れるようにはならないのです。
単語を覚えるときに、必ずしも音声教材が手元にあるとは限らないので、辞書を引いて発音記号を確認することが必要になります。
「発音記号なんて読めないよ」という人は、まずそこからスタートしなければなりませんね。
基礎力養成段階
まず、第1段階として、英語を聞き取る力を付けなくてはなりません。
もっとも効果的なのは「ディクテーション」というトレーニングです。
これは、英文を聞いて、聞き取った英語を紙に書きとる練習です。
私がやった練習方法は以下の通りです。
❶まず、CDを聞き、1文ずつストップして聞き取れた部分を黒ペンで紙に書く
❷再び同じ音声を聞き、新たに聞き取れた部分を青ペンで紙に書き足す
❸さらに同じ音声を聞き、新たに聞き取れた部分を緑ペンで書き足す
❹スクリプトを見て、3回やっても聞き取れなかった部分や、間違えて聞いていた部分を赤ペンで書く
❺完全に聞き取れるまで何度でも繰り返し聞く
このような練習をすると、自分がどのような音声を聞き取れないのか、弱点が明確になります。
それを認識することで、今後、同じような部分を正確に聞き取れるようになっていくのです。
このようなトレーニングを繰り返すことで、徐々に聞き取る能力が向上していきますし、自分の課題も見えてきます。
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実戦力養成段階
聞き取る能力がついてきたら、今度は問題を解く力をつけていきます。
共通テストの過去問や予想問題集、センター試験の過去問、あるいは英検でも、題材はなんでもよいので、問題を解くことを前提とした聞き方を身につけます。
ここでも、すぐにスクリプトを見てしまうのではなくて、第1段階でやったような粘り強いトレーニングをすべきです。
完全に聞き取ることを目指して何度も音声を聞き、聞き取れる部分をじわじわ増やしていくのです。
問題練習を積み重ねるうちに、自分の弱点(登場人物が増えると混乱する、数字が絡むとダメ、など)も見えてきます。
本番よりもハードな練習をしよう
最後に、リスニング力を飛躍的に伸ばす方法として、自分が受けようとしている試験よりハードな練習をすることをお勧めします。
たとえば、パソコンのMedia Playerを利用すれば、CDの音声を1.5倍速とか2倍速で再生したりできますね。
スマホやタブレットでリスニングの学習をするケースが以前より多くなっていますが、音声のスピードを変えられるアプリケーションもたくさん出ています。
そういう練習をしていれば、試験本番では、音声が実際より遅いように聞こえて、余裕をもって解答することができます。
英検を受けるにしても、1つ上の級のリスニング過去問をやると、自分が受ける級の音声が楽に聞き取れます。
もっともハードなトレーニングは、TOEICのリスニングでしょう。45分間ぶっ通し、しかも1回しか音声は流れず、次から次へと問題が続きます。
前の問題の迷いを引きずると、次の問題もダメになってしまうという、メンタルの面でもハードな試験です。
私自身は、大学入試にリスニングが導入されていない時代の受験生でしたので、講師として受験英語を指導するようになってからも、正直なところずっとリスニングに自信がなかったのですが、TOEICを何度も受験し、TOEICのリスニングで安定して満点をとれるようになると、あらゆるリスニングテストが楽に思えるようになってきました。
おすすめ参考書
1.『CD付 英語リスニング 9つのルール』(ディーエイチシー)
リスニングの難しい点として、単語と単語がつながって違った音声に変化することが挙げられます。
この本では、そのような音声の変化をルール化してシンプルに整理しています。
大学受験生に限らず、すべての英語学習者が取り組むべき名著。
2.『全レベル問題集 英語リスニング』(旺文社)
旺文社の全レベル問題集に新たに加わったシリーズ。
リスニングは、レベル別の練習ができる教材が豊富とは言えないので、とても貴重です。
3.『1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リスニング』(アルク)
共通テストの直前対策用ですが、その用途に限らず、じっくり取り組むのにも適した本。
発音記号から丁寧に説明してあり、英語の音声というものが体系的に身につきます。
4.『ゼロからスタート リスニング』(Jリサーチ出版)
「ゼロから」というほどレベルは低くないが、リスニングで初学者がつまづく部分をうまくフォローしている本。
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