こんにちは、Study For.編集部です。
この記事では「介護福祉士」について、
「介護福祉士とはどんな仕事をする職業なの?」
「どんな人が介護福祉士に向いている?ふさわしい?」
「介護福祉士になるためにはどのような学校や学部に行くべき?」
「介護福祉士になるためにはどのような資格が有利になったり、必要になったりする?」
「介護福祉士の年収はどれくらい?」
「介護福祉士という職業の未来はどうなる?」
といった皆さんが知りたいことについて書いていますので、ぜひ最後までお付き合いください♪
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目次(項目をクリックするとジャンプできます)
介護福祉士とは?仕事内容について
介護福祉士とは、
介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者をいう。
厚生労働省
また介護福祉士は「ケアワーカー」とも呼ばれています。
具体的な仕事について分かりやすい言葉で説明していきます。
まず仕事は大きく分けて3つあります。
- 1:介護が必要な人への介護
- 2:介護者家族への指導・助言
- 3:ヘルパーの指導・助言
ではそれぞれ説明していきます。
1:介護が必要な人への介護
介護福祉士は介護が必要な人(お年寄りや障害をお持ちの方)が日常生活を過ごしやすいように、食事・入浴・排泄など生活面でサポートすることに加えて、精神面での支えとなるように介護者の相談に応じます。
2:介護者家族への指導・助言
介護者の家族や同居人といった介護の知識や技術が乏しい方に対して、家庭介護のアドバイスや指導、また相談に乗ることも介護福祉士の仕事の1つです。
3:ヘルパーの指導・助言
上記2つの仕事は介護福祉士の資格を持たないヘルパーでもできる仕事でありますが、介護福祉士は介護の現場で働くヘルパーに対して指導・助言することも仕事です。
ヘルパーさんをまとめる現場リーダーという仕事です。
介護の仕事場(事業所)ではサービス提供責任者・生活相談員・チームリーダーなどの役職は介護福祉士の資格を持たないとなれない場合があり、それだけ介護福祉士は現場のリーダーとしての役割が期待されています。
認定介護福祉士
介護福祉士の上位資格として「認定介護福祉士」という資格があります。
こちらは国家資格ではなく民間資格です。
介護福祉士よりもさらに業務への専門知識と技術を磨き、介護福祉士がヘルパーをまとめるリーダーであったのに対して、認定介護福祉士はその介護福祉士をまとめるリーダーとしての役割が求められます。
介護福祉士が向いている人
思いやりがあり気配りができる人
介護福祉士は要介護者の様子に対して常に気を配り「要介護者は今助けを必要としているか?必要としているのであれば、どのような助けが必要か?」・「体調に変わりはないか?」などを観察する必要があります。
要介護者は急にどこかへ行ってしまったり、時には予想もしない行動をすることもあり、常に周囲に気を配っておく必要があります。
人と接するのが苦手ではない人
介護福祉士は要介護者と直接コミュニケーションを取る仕事です。
時には要介護者の方に言うことを聞いてもらえなかったり、嫌なことを言われることもあります。
このように介護福祉士の仕事は人間関係の悩みからストレスがたまる仕事でもあります。
このため人と接するのが苦手ではない人が向いていると言えます。
肉体的・精神的に忍耐力がある人
介護福祉士の仕事は肉体的・精神的な疲労を伴う仕事です。
入浴補助などの仕事は肉体的疲労を伴いますし、このような仕事を数多くこなす必要があります。
また介護職の人口減少により、一人の介護職が担当する業務量は増えている現場もあります。
また常に要介護者を相手とする仕事なので人間関係の悩みもあり、精神的な疲労が生じます。
このため肉体的・精神的に忍耐力がある人が向いていると言えます。
介護福祉士の年収・給料
職業年収は転職会議様のデータを利用しております。
日本人平均年収は国税庁が発表している平成30年度民間給与実態統計調査のデータを利用しております。
全世代
- 平均…319万円
- 最高…550万円
- 最低…150万円
- 日本人平均年収…432万円
20代前半
- 平均…294万円
- 最高…450万円
- 最低…200万円
- 日本人平均年収…264万円
20代後半
- 平均…321万円
- 最高…500万円
- 最低…150万円
- 日本人平均年収…361万円
30代
- 平均…334万円
- 最高…550万円
- 最低…150万円
- 日本人平均年収…426万円
40代
- 平均…308万円
- 最高…470万円
- 最低…170万円
- 日本人平均年収…482万円
介護福祉士になるためには
介護福祉士になるために必要な国家資格と受験資格
介護福祉士の国家資格を取得するためには、国家試験に合格するか、養成施設を修了(卒業)する必要があります。
介護福祉士試験については後で説明します。
介護福祉士になるために行くべき学校(短大/専門学校/大学)
介護福祉士の資格を取得するルートは大きく分けて4つあります。
- 1:養成施設ルート
- 2:実務経験ルート
- 3:福祉系高校ルート
- 4:経済連携協定(EPA)ルート
ルートによっては学校に行く必要はありません。
それぞれのルートについて説明していきます。
1:養成施設ルート
このルートでは、高等学校を卒業後に次の4パターンのいずれかで介護福祉士の資格を取得できます。
- 「介護福祉士養成施設(2年以上)」→「筆記試験」
- 「福祉系大学など」→「介護福祉士養成施設(1年以上)」→「筆記試験」
- 「社会福祉士養成施設など」→「介護福祉士養成施設(1年以上)」→「筆記試験」
- 「保育士養成施設など」→「介護福祉士養成施設(1年以上)」→「筆記試験」
2:実務経験ルート
このルートでは、次の2パターンのいずれかで介護福祉士の資格を取得できます。
- 「実務経験3年以上」+「実務者研修」→「筆記試験」
- 「実務経験3年以上」+「介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修」→「筆記試験」
3:福祉系高校ルート
このルートでは、次の5パターンのいずれかで介護福祉士の資格を取得できます。
- 「福祉系高校(平成21年度以降入学)」→「筆記試験」
- 「特例高校など(平成21年度以降入学)」→「実務経験9か月以上」→「介護技術講習」→「筆記試験」
- 「特例高校など(平成21年度以降入学)」→「実務経験9か月以上」→「筆記試験」→「実技試験」
- 「福祉系高校(平成20年度以前入学)」→「介護技術講習」→「筆記試験」
- 「福祉系高校(平成20年度以前入学)」→「筆記試験」→「実技試験」
4:経済連携協定(EPA)ルート
このルートでは、次の2パターンのいずれかで介護福祉士の資格を取得できます。
- 「EPA+実務経験3年以上」→「介護技術講習または実務者研修」→「筆記試験」
- 「EPA+実務経験3年以上」→「筆記試験」→「実技試験」
介護福祉士になるために有利な学部
上記のルートを見て分かる通り、介護福祉士を目指して大学に進学する場合は福祉系の学部または福祉系の大学に進学することが介護福祉士になる近道です。
介護福祉士試験
概要と合格基準
2018年時点の情報です。
試験は第1次試験(筆記試験)と第2次試験(実技試験)があり、それぞれ年に1回行われます。
第1次試験の科目は次の11科目です。
- 人間の尊厳と自立、介護の基本
- 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
- 社会の理解
- 生活支援技術
- 介護過程
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- こころとからだのしくみ
- 医療的ケア
- 総合問題
配点は1問1点の計125点満点です。
問題の総得点の60%程度が合格基準となっています。
第2次試験の合格基準も第1次試験同様に60%程度となっています。
過去問は無料で入手可能
社会福祉振興・試験センターでは介護福祉士試験の過去問を無料で公開しています。
ただし公開されているのは試験問題と解答のみで解説はついていません。
合格率
試験年度 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
平成29年度 | 70.8% | 92,654人 | 65,574人 |
平成28年度 | 72.1% | 76,323人 | 55,031人 |
平成27年度 | 57.9% | 152,573人 | 88,300人 |
平成26年度 | 61.0% | 153,808人 | 99,689人 |
平成25年度 | 64.6% | 154,390人 | 93,760人 |
平成24年度 | 64.4% | 136,375人 | 87,797人 |
介護福祉士という職業の未来
介護福祉士の需要はますます高まっていくことが予想されます。
理由は2つあります。
1つは高齢社会の進行に伴って、要介護者である高齢者が増加するためです。
もう1つは介護職は人手不足が続いており、今後も人手不足が続く可能性が高いためです。
介護福祉士という職業に興味がある方は当サイトで大学について調べ、その大学に行くための受験攻略情報を参考にしていただければと思います♪