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【塾講師おすすめ】基礎英文法問題精講の使い方・レベル・評価・勉強法

2021年9月15日

こんにちは!shirocanです!

私は大学1年次から進学塾・予備校にて約10年以上大学受験生を中心に指導にあたってきました。

その経験を生かして高校生や受験生および保護者の方向けに有益な情報を発信しています。

この記事では「基礎英文法問題精講」について、

「どんな参考書?」

「レベルってどれくらい?」

「自分に適した参考書かな?」

「いつから取り組むべき?」

「どう使うのが効率的かな?」

「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」

といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。

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「基礎英文法問題精講」はどんな参考書?

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基礎英文法問題精講は、英文法の学習を一通りを終えた人が演習用として使うテキストです。

旺文社から発行され、「入門」・「基礎」・「標準」の3レベル構成となっています。

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旺文社
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基本的には文法分野別に問題が収録されていて、見開きで左ページ上半分に問題、左ページ下半分と右ページに解説という形で構成されています。

基礎と書いてありますが、内容は通常のテキストで言うところの標準レベルなので、ある程度の基礎力がついてから取り組む必要があります。

「基礎英文法問題精講」はどんな人におすすめ?何のための参考書?

大学受験に向けて勉強すべき文法項目は大変多いですが、インプットしただけでは足りず、問題演習を通して絶えずアウトプットしていく必要があります。

本テキストは参考書ではなく問題集という位置付けになりますので、各分野につき1から説明がされているわけではない点に注意が必要です。

「1から学ぶタイプのテキストを使い学校や塾・予備校で説明を受けた」、「例題や練習問題は解いた」という段階の受験生が入試問題を演習するためのテキストです。

したがって、「まだ各分野につき理解が足りない」、「基本問題も解けたり解けなかったりする」という段階では無理に手を出さず、仮に演習がしたいということであれば、同シリーズの入門編に取り組むことをおすすめします。

「基礎英文法問題精講」の難易度やレベルは?取り組むための前提レベルは?

本書に取り組むにあたって必ずしも入門編をやる必要はありませんが、上記のように基本的な英文法については学び終えておく必要があります。

目安としては偏差値55以上であれば問題なく取り組むことができるでしょう。

基本的な英文法を学ぶ参考書としては「総合英語Evergreen」がおすすめです

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また、文法分野には出やすいもの・そうでないものという濃淡があり、かつ1つの分野の中でも頻出問題というものが存在します。

例えば不定詞を例に取ると、「不定詞と動名詞の使い分け」、「不定詞の意味上の主語」、「原型不定詞(使役動詞・知覚動詞)」といったところでしょうか。

これを聞いて具体的な問題や解くポイントが頭に浮かべば問題ありません。

逆に、「やった気がする」、「説明は聞いたがよくわかっていない」というような状況であれば、過去の復習を行って再度理解・インプットする必要があるでしょう。

どれだけイメージを持てたかにより、本テキストの開始時期・利用の有無が変わってきます。

「基礎英文法問題精講」と「ネクステージ」との比較

「基礎英文法問題精講」と同様に英文法の問題集として「ネクステージ」という参考書があります。

「これらの参考書の内どちらを使ったらよいのか?」と迷う人も多いでしょう。

まず前者が英文法を中心とした問題集であるのに対して、後者は英文法のみならず語法や、発音・アクセント、イディオム、会話表現など長文読解を除く総合的な英語問題集です。

収録されている問題のレベルとしては前者はセンター試験レベル(全部解けるようになれば偏差値60程度になる)から地方国公立大学レベルであるのに対して、後者はセンター試験レベルです。

ですので、自分の目指すべき学力に応じてどちらを使うか決めると良いでしょう。


↓ネクステージについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
【東大生おすすめ】Next Stage(ネクステージ)英文法・語法問題の使い方・勉強法・評価・レベル
【東大生おすすめ】Next Stage(ネクステージ)英文法・語法問題の使い方と勉強法

「基礎英文法問題精講」の特徴は?良い点は?微妙な点は?

問題が厳選されている

先程ページの構成につき説明をしましたが、問題数自体はそう多くありません。

各分野の頻出と言われている問題が厳選されています。

また、単によく出やすいということだけで掲載されているのではなく、問題は入試問題から抜粋されているため入試対策として非常に適したものになっています。

文法問題集の中には、ただ単によく出る問題を羅列し、分野によって問題数が全く異なることもあります。

その点、本書は各分野満遍(まんべん)なく頻出問題が収録されているため、分野ごとにサッと要点を押さえられるというメリットがあります

熟語も多く収録されている

近年、入試問題における英語のレベルは向上し、以前はよく見られた文法問題の出題割合は減り、語法や熟語を問うものが増えてきています。

とりわけ熟語については、「単語帳はしっかりやるけれど熟語帳は持っていない」という高校生も多く見られ、どうしても後回しになっています。

その点、本書では文法問題の演習を通して熟語の勉強も並行して行うことができるのでとても効率的です。

解説もコンパクトで持ち運びも便利

問題に対する解説も多すぎず少なすぎず非常にコンパクトにまとめられています。

また、内容面ではありませんが、このシリーズは全て見開きでB5サイズということで単語帳並みに持ち運びが便利です。

「解説が物足りない」と感じる受験生もいるかもしれませんが、他教科含め参考書に問題集、時期によっては過去問集も持ち歩かなければならない受験生にとっては、スキマ時間にも効率よく使えるテキストサイズは大変有益と言えます。

基礎と言ってはいるがかなり手強い

使う人の学力により感じ方は異なりますが、収録されている問題のレベルは一般的にかなり高いです。

というのも、文法分野には先述の通り分野ごとに重要度合いが異なる為、分野ごとにかけるべき勉強時間は変わってきます。

もっとも本書は各分野の問題数は同程度の構成になっています。

すなわち、重要分野であっても他の分野と同程度の問題数しか扱えないため、重要分野ではより問題を厳選する必要があり、基礎というよりも入試実戦的なハイレベルな問題が多いのです。

解説が不十分

上記の「解説もコンパクトで持ち運びも便利」とも重なりますが、解説が不十分という見方もできるでしょう。

見開き左ページの下部から解説箇所を設けているので、分量としては解説の量をなるべく確保しようという意図は見られますが、やはり問題の難易度に比して解説が足りない部分があると言わざるを得ないでしょう。

別冊にも解説がありますが、全ての問題につき網羅されているわけではないので、参考書や調べものに適したテキストで調べるという作業は求められそうです。

「基礎英文法問題精講」の評判や口コミはどう?

良い評判や口コミ

英文法は英語のすべての分野の根幹です、これから英語を勉強する人や、英語が苦手という人はまずこの本書で例題だけやってみることをお勧めします。

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この問題集は選択穴埋め式問題に限らず、書き換え、正誤などさまざまな設問形式を通して体系的、総合的な文法力をつけることができます。

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コンパクトにまとまっており、効率よく英文法の問題演習ができる。

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コンパクトさという点はやはり評価が高く、例題だけでも効果が得られるともあるように、やはり使い方を工夫することでかなり有用だと言えます

問題も単に空所補充の4択問題という形ではなく、近年の入試問題傾向にも準じて英作文も重視するような形式での出題も多くされています。

色々な角度からの出題になれることで、文法力はさらに高まっていくことでしょう。

微妙な評判や口コミ

この本だけで文法・語法の分野全てをクリアできるかと言えば、絶対にそんなことはない

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作文や和訳のような
問題は細やかな指導を必要とするのに対し解説が致命的に少ない。

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丁寧に解いていけば実力が身に付く良書でしょう。しかし、「基礎」と銘打つには問題の難易度が少々高いような……。教科書レベルとは問題の内容が乖離しているようです。

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やはり難易度の点についてはネガティブな意見もありました。

また、英作文や和訳問題は解説にある程度の分量が必要ですが、本書ではそれが足りてないという意見もあります。

確かに、英作文や和訳問題は説明すべきポイントが複数ありますし、繋がりも含めて解説をしなければなりませんから、本書が批評を受けるのも仕方ないですね。

そう考えた場合に、本当に重要な箇所しか説明がなされていない問題もあるということでマイナス評価につながっているのでしょう。

「基礎英文法問題精講」の効果的な使い方や勉強法は?

本書はしっかりと取り組むことで間違いなく力のつく問題集です。

どのように取り組むべきかを以下で説明していきます。

自力で問題を解く

時間はあまり意識しなくてもよいので、何も見ずに正解の根拠も考えながら解いてみましょう。

本書はある程度学力のある受験生が取り組むものと思われますので、見た瞬間に解ける問題もあるとは思います。

もっとも、単純な問題だけでなく少し考える問題など良問揃いなので、「なぜその答えに至ったのかの理由付け」もしっかりと頭の中で行いながら進めていきましょう。

根拠も含めて答えあわせ

文法学習は長文読解に比べて、「比較的短時間で片付けられる」、「サクサクと進めることができる」という理由で、解説を読んでサッと理解して終わりにしてしまうことが多いと思います。

入試までの残り時間や他教科とのバランスなどでそのようになってしまう場合も考えられなくはないですが、その1問から得られる知識を出来るだけ得るという姿勢で採点・復習をしましょう

解説が不十分な箇所は必ず今までに自分が取り組んだテキスト・参考書に戻り、周辺知識も含め確認をしましょう。

面倒ですが、この作業をコツコツと続けることでより知識が強固になり頭に残りやすくなります。

何度も解く

例題のみならず、まとめの章など幅広く掲載されているので全てをやり直す必要は必ずしもないと思いますが、間違えた問題だけ印をつけるなどして分野別に理解度の差が出ないようにしていきましょう。

全分野においてどんなに丁寧に同じ労力を使って勉強をしても、得意な分野そうでない分野は出てきてしまうはずです。

分野によって濃淡はあるにしても、受験においては「穴(弱点)を作らないこと」、「どこを問われても最低限の答えられるようにしておくこと」が大切です。

自分なりに復習のルールを決めて、1冊を仕上げていきましょう。

「基礎英文法問題精講」にはいつから取り組むべき?

体系的な英文法の学習がどれだけ終わっているかにもよりますが、本書のレベルから考えて高校3年の春から進められれば十分でしょう。

また、テキスト自体がコンパクトなので、集中してやればかなり短期間で終わらせることができます。

学年の変わり目や、年間の学校スケジュールなどに照らして考えれば、「春休みに集中的に取り組む」、「5~7月の3ヶ月計画で終わらせる」などの戦略で進めることが可能でしょう。

「基礎英文法問題精講」の参考書の次に取り組むべきことは?

本書の学習を終えた後は「最終段階・レベルである標準編に取り組むか?」、「過去問演習に本格的に取り組むか?」という判断になるでしょう。

1つ考えられることとして、「文法問題演習はサクッとスムーズに進められるため、やることが苦ではなく楽しくなり、時間があれば問題を解く」という受験生もいます。

これ自体悪いことではないですが、入試問題全体で見れば文法問題の配点は低く、長文読解の成否が合否に直結すると言わざるを得ません。

勿論、長文を読むためには文法力が欠かせませんし、長文を通して文法知識を設問で問うということもあります。

しかし、文法問題単体でという考えはあまり持たず、英語の総合力をつけるために過去問などを用いて演習をすることを念頭においてタイムマネジメントをしていきましょう。

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