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【大学入試(英語)に日本一詳しい予備講師が教える最強の勉強法⑨】さいごに~スランプ脱出法~

2022年6月20日

★この記事の要点
1.伸び悩む最大の原因は「量」
2.学習内容の偏りをなくそう
3.負荷をかける勉強こそ実力がつく
4.メインの学習は英文を読む・書く
5.単純作業的な学習の割合を5割以下に

みなさん、はじめまして。英語の講師をしています、三浦淳一といいます。

簡単に自己紹介をしますと、現在は某大手予備校の講師をしつつ、N予備校、学びエイドなどの映像授業にも出ています。
予備校講師歴は約25年。
著書のうち代表作には『全レベル問題集 英語長文』『入門英語長文問題精講』(旺文社)などがあります。
また、大学受験情報誌の記事を多数執筆したり、『全国大学入試問題正解』(旺文社)の解説執筆を20年以上担当したりと、自分で言うのもなんですが、大学入試の英語には最も精通している人々の1人ではないかと思っています!

StudyFor編集部より
三浦淳一先生のN予備校での授業映像です。
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なぜ得点が伸びないか

ここまで長々と大学受験に向けた英語学習のポイントをアドバイスしてきました。
それに従って勉強しているはずなのに、なぜか得点が伸び悩んでいる、という場合の対処法を考えてみましょう。

ただ、私の経験上、正直に言ってしまいますと、伸び悩んでいる受験生のほとんどは、単純に勉強量が足りていません。

英語という科目は、ある程度の勉強時間の蓄積があって、ある段階から急に伸びるという面があります。
その段階に達するまでは、いくらやっても伸びないという状態が続くので、ここで挫折してしまうケースが多いのです。

現在は、質の高い教材や授業、英語学習を強力にサポートしてくれる電子機器やアプリなどがあふれています。
勉強の「質」については、皆さんはあまり心配する必要がありません。
むしろ、「量」の面で、まだまだ足りない受験生が多いように思います。

学習内容の偏り

伸び悩む1つの原因に、英語学習の中でのバランスが良くないというケースが多く見受けられます。
中でも多いのは、単語集による単語の暗記に時間を使いすぎているケース。

単語力は、多数の単語に多数回触れることによって強化されます。
単語集で覚えた単語に、英文の中で繰り返し出合うことが、定着のために必要なのです。
それなのに、単語集による単語の暗記に時間を使いすぎて、英文を読む量が不足している受験生が多いのです。

単語集は、うろ覚え程度で十分。
誤解を恐れずに言えば、「適当に」「いい加減に」やりましょう。
そして、とにかく英文を読む。
このやり方で学習しなければ、「生きた単語力」は身につきません。
無理やり頭に詰め込んだだけ、少し時間がたてば消えてしまうような単語力になってしまいます。

もう一つ、バランスの悪い勉強の例としては、文法の学習で、四択などの穴埋め問題ばかりやっているというケース(共通テストで文法問題が出なくなったため、このタイプの受験生は以前より減りましたが)。

穴埋め問題が悪いと言っているのではありません。
この形式は楽にスイスイ進められるので、短期間で全体像を把握するには非常に有効です。
ただ、これだけで終わってしまってはいけないのです。
入試問題には、並べ替えや正誤問題も出題されるのに、穴埋めばかりやっているのがダメなのです。

要するに、人は楽をしたいと思う生き物ですから、勉強も楽に進められて「やった気になる」ものに偏ってしまいがちなのです。
ところが、実際は、「面倒くさい」「時間や手間がかかる」「複雑で難しい」勉強、つまり、負荷のかかる勉強こそが実力を向上させます。

時間の使い方

ここまで読んできて、けっこう思い当たる部分が多いのではないでしょうか。

では、どうすれば良いのか。

机に向かい、しっかり腰を据えて、勉強に集中できる時間というのは、限られていますね。
その限られた時間は、英文を読んだり、英作文を書いたりといった、負荷のかかる学習に充てるべきです。

単語を覚える、穴埋め問題を解くなど、比較的楽な学習は、その他の細切れな時間にやるべきです。
そして、このような、負荷のかからない単純作業的な学習は、英語学習時間の3~4割、最大でも半分を超えることのないように注意しましょう。

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