こんにちは!shirocanです!
私は大学1年次から進学塾・予備校にて約10年以上大学受験生を中心に指導にあたってきました。
その経験を生かして高校生や受験生および保護者の方向けに有益な情報を発信しています。
この記事では「英語長文レベル別問題集」について、
「どんな参考書?」
「レベルってどれくらい?」
「自分に適した参考書かな?」
「いつから取り組むべき?」
「どう使うのが効率的かな?」
「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」
といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次(項目をクリックするとジャンプできます)
「英語長文レベル別問題集」はどんな参考書?
長文読解について入門から難関校の入試対策に至るまで、幅広く対応可能な問題集です。
超基礎編から難関編までの6冊構成になっているので、レベルに合わせて段階的に、ないしは必要なもの冊数だけ使うことができます。
長文読解用の問題集は1冊の中に様々なレベルの文章が掲載されていることが多い中、本シリーズではレベル別に問題集が用意されているので使い勝手が良いです。
「英語長文レベル別問題集」はどんな人におすすめ?何のための参考書?
本書は単語や文法をそれなりに勉強し、学校の教科書レベルの長文は理解できるようになってきたという段階の人がさらなる長文読解の練習を始める際におすすめの参考書です。
詳しいレベル分けは下記で説明します。
また、本書のような設問付きの長文に早期に慣れておくことが入試対策においては重要です。
入試においては長文が読めるだけではダメで、設問が解けて初めて得点が付きます。
ですから、受験勉強を意識し始めたのであれば、長文読解の機会を増やす練習用のテキストとして、本シリーズに早い時期から取り組むことをおすすめします。
「英語長文レベル別問題集」の難易度やレベルは?取り組むための前提レベルは?

Amazonより引用
英語長文レベル別問題集1 超基礎編
本シリーズの最も基礎編にあたるテキストです。
大学入試に向けてというよりは、中高一貫校の生徒が高校入学に近づき、高校英語・高校レベルの長文に触れるという場合の入門テキストと言えます。
中学レベルの語彙力・文法力で対応できます。
英語長文レベル別問題集2 基礎編
超基礎編に比べて少しレベルは上がりますが、まだ中学レベルプラスアルファといったレベルですので取り組みやすいでしょう。
※本書に取り組むための目安としては偏差値50以上が望ましいです
語彙のレベルは少し上がるので、並行してターゲット1200レベルくらいの単語帳は取り組む必要があります。
英語長文レベル別問題集3 標準編
センターレベルと本テキストの表紙には記載がありますが、教科書レベルプラスアルファくらいのイメージで取り組めます。
※本書に取り組むための目安としては偏差値55以上が望ましいです
徐々に長文の分量も多くなってくるので、より実戦的なトレーニングを積むことができます。
英語長文レベル別問題集4 中級編
設問は中堅私大レベルですが、文章のレベル自体はセンターレベルと考えて良いでしょう。
※本書に取り組むための目安としては偏差値55以上が望ましいです
先述した通り、設問を解くために読むという姿勢で取り組みましょう。
英語長文レベル別問題集5 上級編
中級編と比べてレベルは上がります。
しかし、近年入試英語のレベルは人気校ほどさらに上がってきていますので、いわゆるMARCHや関関同立といった難関大を目指すのであれば、制限時間を短くして取り組むなど工夫してさらに上を目指す必要があります。
※本書に取り組むための目安としては偏差値55以上が望ましいです
英語長文レベル別問題集6 難関編
シリーズ最難関ということで、かなりレベルの高い問題が収録されています。
おそらく利用者の多くは東大・京大や早慶と言った最難関大学を受験する人に絞られます。
国公立・私立を問わず収録されているため、設問や文章のタイプも様々なので、長文読解力がある程度付いている受験生にとっては入試対策としてかなり実戦的なトレーニングができるでしょう。
※本書に取り組むための目安としては偏差値60以上が望ましいです
「英語長文レベル別問題集」の特徴は?良い点は?微妙な点は?
解説が詳しい
どのような目的で利用するかにもよりますが、やはり長文問題集では解説が詳しくなければ学習効果はかなり下がってしまいます。
その点、本シリーズは重要語彙・文法の説明はもちろんのこと、構文の解説にかなり力を入れています。
入試本番のように限られた時間の中での長文読解では、細かく一文一文に英文解釈をしている時間はありませんが、普段の学習の際は、時間をかけてでも一文一文しっかりと読めるようになる努力をすることが大事ですので、英文解釈に裏付けされた長文読解力を身に着けたい人にとってはありがたいテキストと言えます。
様々なタイプの文章に触れられる
過去問演習では、「自分が受験する大学がどのようなタイプの文章を出すのか」を把握でき、そのタイプの文章に慣れていくという形になります。
もっとも、まだ過去問演習に取り組む前の段階では、様々なタイプの文章を読み学んでいくことで、どのようなタイプの文章が出ても読解できる柔軟な読解力を鍛えることが出来ます。
その点、本書は「評論」のみならず「小説」など様々なタイプ・ジャンルの文章が並んでいますので柔軟な読解力を身に着けることが出来ます。
対象学年・範囲が広いので自分に合った問題集が選べる
本シリーズはレベルごとに6冊に分かれていますので、必ずや自分の学力や志望校のレベルに適したレベルの問題集が用意されています。
勉強においては自分の学力と比べて難しすぎることに取り組んでも学力は向上しづらいです。
本シリーズはレベルごとに問題集が用意されているので、語彙や文法には自信があるけれど長文読解には不安があるという場合には学年に関係なく自分の学力に適したレベルのものから取り組むことが出来ます。
自分に合ったテキストを選びましょう。
線の引き方・マークの付け方・カッコの使い方など、学校や塾の先生によって、英文解析のルールは異なるかと思います。
各々やり方がありますので、それに慣れていると本テキストの解析方法・マークの付け方に最初は戸惑うかもしれません。
慣れてしまえば問題はありませんが、本シリーズは解説が詳しいのが売りですのでしっかりと使いこなすという観点ではテキストはじめに書かれているルールをしっかりと理解する必要があります。
「英語長文レベル別問題集」と「英語長文ハイパートレーニング」の比較
英語長文問題集として「英語長文レベル別問題集 シリーズ」以外にも「英語長文ハイパートレーニング シリーズ」という有名な参考書があり、どちらを利用するか迷っている人は多いでしょう。
両シリーズの主な違いとしては前者が全6冊であるのに対して、後者は3冊であるため、前者のほうが自分の学力や目指すべき学力に適したレベルを見つけやすいことくらいです。
両シリーズともに著者は東進ハイスクールの「安河内哲也」先生であり、1冊の含まれる問題数や解説の質に大きな相違はなく、音読用のCDも付属しております。
↓「英語長文ハイパートレーニング シリーズ」について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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【東大生おすすめ】英語長文ハイパートレーニングの使い方・勉強法・評価・レベル【レベル1/2/3】
「英語長文レベル別問題集」の評判や口コミはどう?
良い評判や口コミ
解説も分かりやすくて、持ち運びやすいです。とても気に入っています。
英語能力が東大合格レベルまで達している生徒にも、英語力を維持するのに適している。
構造分析が記号で徹底的に網羅されていますので、
僕の場合は分かりやすかったです。
品詞分解のページの横に和訳と語句リストが掲載されているのも便利です。
「英語長文レベル別問題集」がオススメ。全訳だけでなく、全ての英文に構文がふってあり、勉強しやすいです。自分がギリギリ読めそうなレベルから始めるといいですよ。ちなみにレベル4がセンターレベルです。
— Hi,TETE@家庭教師×九州住み×子育て (@HTETEI12) September 20, 2019
こんばんは🌙.*·̩͙
私も英語が得意ではなくて、むしろ苦手なんですが参考になれば…!!
長文読解は、東進ブックスのレベル別問題集を3 からやっています!解説がしっかりしてるのでオススメです!興味があったらぜひ見て見てください〜💛
お互いがんばりましょう!— 🍏 (@appleforstudy) July 19, 2019
品詞分解はじめ自学自習でも使いやすい旨ポジティブな意見が見られます。
最難関大を目指す受験生にとっても十分なレベルの長文が掲載されているということで、幅広い層の生徒・受験生にとっても選ぶ価値のあるテキストと言えます。
微妙な評判や口コミ
超難関大対策と銘打っているものの、難易度はそれほど高くはなく物足りない。
早慶の上位学部の長文対策には簡単すぎる気がする
教材としては非常にハイクオリティーな良書ですが、使える層に限界があると思います。名の通り、難関を目指している生徒たちには素晴らしい本ですが、一般的な国公立大やそれに準ずるレベルの私学を目指す生徒たちは、ここまでは必要ないと思います。
レベルについての意見が目立ちました。
主観的なものですので正解はないですから、先に書いたレベルの目安を元に、または、書店で少し中身を確認してから自分に合ったレベルのものに取り組むと良いでしょう。
最終的には過去問にどれだけ深く取り組めるかが鍵ですので、読み慣れという観点からシリーズ複数冊に取り組むのが理想的です。
「英語長文レベル別問題集」の効果的な使い方や勉強法は?
では、どのような順序で取り組むのが良いでしょうか。
以下で順に説明していきます。
時間を計って問題を解く
6冊の内、どれであっても基本的には時間を計り、何も参照せず(単語帳や文法書を見ずに)実戦的なトレーニングをしましょう。
設問のレベルもシリーズによって異なりますが、設問を先に見て解けるものから解いていくという姿勢で取り組みましょう。
単語や表現がわからなくとも、前後から推測するなどして解き切りましょう。
英文解釈に時間をとって復習
上級編や難関編を使う受験生にとっては、1文1文の解釈よりもいかに要旨を素早く捉え素早く解くことができたかが重要ですが、その前段階のレベルの人にとっては、しっかりと英文の構造を掴めたかを確認することが次につながります。
本シリーズは解説が詳しいですので、しっかりと解説の内容を理解して英文解釈力を身につけていきましょう。
解説の文量が多いため、時間もかかりますが、ここは耐えて分からない文が一つも無い段階まで仕上げましょう。
何度も音読
音読を繰り返し、長文全体を自分のものにしていきましょう。
音読をするといわゆる返り読み(英文の後ろから前に戻って読み直すこと)ができず、英語を英語の語順で英語として理解する必要が出てきます。
本シリーズの著者である安河内先生も音読の重要性を説いています。
音読がスムーズにしやすいように本シリーズには音読用のCDが付属していますので、CDから流れる音声についていく形(シャドーイング)で音読をすると良いでしょう。
持ち運びやすいサイズ・薄さのテキストですので、スキマ時間を使って何度も音読・復習をしましょう。
「英語長文レベル別問題集」にはいつから取り組むべき?
本シリーズのレベルは前述した通りですので、大体の学年を目安に取り組みましょう。
大学受験、さらには最難関大志望の受験生である場合は、過去問演習にも繋げる意味で夏終わりまでに上級編や難関編を終わらせておく必要があります。
合格からの逆算で、また他教科との兼ね合いで始める時期を決めましょう。
「英語長文レベル別問題集」の参考書の次に取り組むべきことは?
志望校によって、6冊全てを終える必要はありませんので、必要なところまで終えたら過去問に入りましょう。
ただ、本テキストで細かく復習し勉強したことを忘れてしまったらもったいないので、必ず並行して音読による復習を続けましょう。
復習を続けていると、必ず似たような文章や似たような設問が出てきて今後に活かせるでしょう。
新しいことと復習を並行して総合力を上げていきましょう。