こんにちは!Wordoorです!
私は15年以上、私立中高一貫の進学校にて国語科教師として東大・早慶・MARCHなどの難関大学を目指す生徒に指導してきました。
その経験をもとに、受験生にとって本当にためになるアドバイスを提供しています。
この記事では「出口のシステム現代文」について、
「どんな参考書?」
「レベルってどれくらい?」
「自分に適した参考書かな?」
「いつから取り組むべき?」
「どう使うのが効率的かな?」
「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」
といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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「出口のシステム現代文」はどんな参考書?
「出口のシステム現代文」シリーズは受験現代文参考書の王道ともいえる参考書です。
現代文ベストセラーの著者である出口講師のノウハウが体系的にまとめられ、かつ効率的な学習を可能にした問題集です。
受験現代文の基礎から応用までが、レベル別のシリーズとして分冊で出版されています。
学習者がそれぞれのレベルに合わせた段階の問題集から手に取り、学びはじめることができます。
段階的かつ効率よく実力を高めることができるようになっている参考書です。
「出口のシステム現代文」はどんな人におすすめ?
本書は「とにかく現代文が苦手で、どのような対策をしたらよいかわからない」と思っている人におすすめです。
また、「現代文の勉強に時間をかけても仕方がない」、「現代文は勉強してもさほど効果はない」と思っている人にも手にしてもらいたい問題集です。
さらには成績上位者のなかでも、現代文の学習に時間を割くことを諦めている人や「暗記分野などで得点を伸ばすほうが効率的だ」と考えている人にも、「出口のシステム現代文」は大変おすすめです。
無駄だと思っていた現代文の学習を見直すことで、現代文が確実に得点できる分野であることがわかるはずです。
現代文を得点源にする魔法のような方法があれば知りたいと思っているすべての受験生におすすめの問題集です。
「出口のシステム現代文」の難易度やレベルは?
「出口のシステム現代文」は、高校1年生の基本の現代文レベルから、難関大学受験応用レベルまで、段階的に身に着けられるようになっています。
勉強をはじめたばかりで前提知識のない人は、ベーシック編から始めます。
学習を進めていく順序としては、『ベーシック編』→『バイブル編』→『センター対策編』→『私大対策編』→『論述・記述編』→『実践演習編』となります。
『バイブル編』には「出口のシステム現代文」における大原則・ルールがまとめられています。
これ以降の学習に進む際にも傍らに置き、常に確認しながら学習すると良いでしょう。
『論述・記述編』は志望校の問題を見て必要があれば使用します。
最終的には実践演習編で演習力をつけ、試験にそなえるとよいでしょう。
「出口のシステム現代文」の特徴は?
「出口のシステム現代文」の良い点は、現代文について本格的に体系化された唯一の問題集であるということです。
論理的に文章を読み解く力をつけるという基本を段階的に追ってシステム化して学習していくことができます。
多くの受験生は、現代文の学習に時間をかけることに無意味さと不安を抱いています。
また「現代文を確実に得点源にする方法などない」と思っている受験生は多くいます。
「出口のシステム現代文」はそうした受験生の気持ちにこたえるノウハウがつまっています。
また論理的思考力をつけることで、現代文のみならず、他教科についても学力全体が向上していくという構図になっています。
しかし、微妙な点は、設問に対する解説が少ないということです。
ここからは本書の良い点と微妙な点について詳しく説明していきます。
良い点
基礎学力をつけることができる
解説が丁寧でわかりやすく、現代文の読み方がわからない人でも、どのように読み解いていったらよいかがわかります。
つい自己流で読んでしまいがちな現代文ですが、自己流ではいつまでたっても得点はのびていきません。
その時に「出口のシステム現代文」は、受験生が自己流のやり方から脱し、正しい解法を理解し身に着けるのに役立ちます。
誰でも取り組みやすい
現代文の出来不出来は、天性のセンスによるものであるという人もいます。
しかし、「出口のシステム現代文」は、現代文を論理的な解法によって攻略していくことを伝えています。
そのため苦手意識のある人でも取り組みやすく、着実に解答していく方法を身に着けていくことができます。
レベル別学習
「出口のシステム現代文」は、ベーシックから実践演習編まで6段階ものレベルに分かれています。
それぞれのテキストが効率的に作られているため、学習量としても多からず少なからず、適切な量によって学習することができます。
それらを学習者が自分の実力にあったところから学習することができるのが良い点です。
微妙な点
解説が単調である
「出口のシステム現代文」のノウハウはわかりやすく効率的に取り組めるものです。
しかし論理的思考という出口式の捉え方に沿って全ての解説がなされているおり、解説が単調であるため、のみ込みの早い人は解説を見なくてもすぐにわかってしまいます。
反対に出口式に合わない人は、解説を読み進めてもなかなか進歩しないといった点があります。
また、さらに深く理解したい場合や、背景についても学びたい場合などは、解説が含まれていず物足りない形になってしまいます。
選択肢に対する解説が少ない
マーク式の解法を身につけたいときには、「出口のシステム現代文」だけではもの足りないかもしれません。
理由としては、やはりこのテキストがあくまでも読解法に重点をおいているためです。
選択肢の一つひとつに対する検証の仕方について解説やテクニック的な解法はあまり重視されていないようです。
しかし、難易度の高いマーク式の問題を解く場合は、選択肢の検証に対するテクニックも必要になってきます。
作品、著者に対する解説が少ない
問題文に対する解説の少なさについては、先ほども述べましたが、やはり問題文として抜粋された作品についての解説や、著者についての解説が物足りないでしょう。
作品背景や著者のバックグラウンドなどについては、学校の授業で行えばよいという考えもあるかもしれません。
しかし、本番の入試で「出口のシステム現代文」で出題されていたのと同じ文章の別の箇所が出題されたり、同じ著者の別の文章が出題されるということも十分に予測されます。
ですから、作品について、また著者についてある程度知っておくことは必要なことなのです。
「出口のシステム現代文」の評判や口コミ
良い評判や口コミ
「出口のシステム現代文」の口コミには次のようなものがあります。
問題を解くための着眼点がするどく、出口式の一貫した解法で書かれている点が良い。また問題も良問が厳選されている。
amazon
【参考書評論クラブ】
シノゾンレビュー:★★★★☆
出口さんのシステム現代文はおすすめ!解き方も体系的で、センスと勘に頼らず解ける!
篠原塾の教材としても使用!
問題数が少ないので、マイナス1ポイント(>_<) pic.twitter.com/oz8lDGEWqV— 篠原好@京大模試全国1位の勉強法 (@shikonomi) May 6, 2017
システム現代文滅茶苦茶分かりやすいし楽しいな
— ろんふーにゃん (@kigas4641) May 27, 2017
このように「出口のシステム現代文」は論理的にという一貫した解法により、良問を効率的に解くというシステムがよいといえます。
微妙な口コミ
「出口のシステム現代文」の評判はおおむね良いのですが、中には微妙な口コミもあります。
現代国語の論理構造がどうであるのかわかっていない方にはお薦めですが、そんなことはわかっているよ、という上級者には当たり前すぎて得るものがないかもしれません。amazon
このように、すでにノウハウを得ている人にとっては、「出口のシステム現代文」の解法にあらためて頼らなくても解けてしまうといった難点があるでしょう。
効果的な使い方や勉強法は?
「出口のシステム現代文」の効果的な使い方は、まず出口式の解法のパターンについて知ることからはじめます。
解法についてまとめられているのは、「出口のシステム現代文『バイブル編』」です。
バイブル編を常に傍らに置きながら、テキストをステップごとに進めるのが基本的な勉強法です。
が、バイブル編ではわかりにくいという方は、漫画でわかりやすく書かれた出口先生の『現代文をはじめからていねいに』などを参考にするとよいでしょう。
漫画ですが、解法についてはしっかりとまとめて書かれていますので、その部分を抜粋してノートにまとめておくのも良いです。
再現性のある方法で
「出口のシステム現代文」を効果的に使うには、解法のプロセスについてテキストを開かなくても、自分でそっくりそのまま再現できるようにするのが良い方法です。
勉強の手順としては、やはりまず、出口のシステム現代文の解法を理解することから始めます。
次に実際に問題を解き、設問がどの解法に当たるのかを分析します。
そして、解法をもう一度確認します。
その後、もう一度同じ問題にチャレンジします。
その際は、先ほどの正解不正解にかかわらず、解法を再現できるかどうかを確認することを目的にして解きます。
再現できなかった解法について、再度確認してメモにとるなどして身に着けます。
自信をつける一冊をつくる
最後に「出口のシステム現代文」の勉強法として、対外的には説明されていないことですが、多くの受験生の支えとなってきたところを説明します。
「出口のシステム現代文」が長く受験生のバイブルとされているのには、理由があります。
それは、受験生の自信をつくるテキストであるということです。
「出口のシステム現代文」の利点は、一貫した解法にあります。
一貫性があることにより、受験生は解法を身に着けやすく、それを武器にどんな難題にも立ち向かっていけるといった側面があるのです。
ですから、あれこれと色々なテキストに手をつけるのではなく、徹底して「出口のシステム現代文」の解法を身に着けて武器にすることが、大きな自信につながるのです。
「出口のシステム現代文」を自信という武器の1冊にしようと意識をすることこそが、実は効果的な方法なのです。
「出口のシステム現代文」にはいつから取り組むのが良いか?
「出口のシステム現代文」に取り組む理想的な時期は、早ければ早いほど良いです。
けれども、受験間近など遅くなってしまったからといって悪いわけではありません。
解法が理解できれば、正解にたどりつくまでそう時間はかからないからでしょう。
現代文を読解するには、実は小学生であれ中学生であれ、解法は同じです。
つまり、「出口のシステム現代文」の解法は、すべての学年において通じるものなのです。
とはいえ、問題文が本格的な論説文になっていくのは高校1年生からですので、理想的には高校1年生の4月から始めると良いでしょう。
先取り学習を取り入れることができるならば、中学3年生から少しずつ始めていくのが理想です。
実は、「出口のシステム現代文」につながる前段階としての教材も販売されています。
それらを使用し、小中学生の早い段階から少しずつ読解の軸を育てていくと効果的です。
「出口のシステム現代文」の参考書の次に取り組む学習
基本的に「出口のシステム現代文」は受験終了まで取り組めるだけの内容のある問題集です。
ですから、徹底して「出口のシステム現代文」を使いこなすのが効果的です。
が、早くマスターしてしまったなど、物足りない受験生は次のステージに取り組むのがよいでしょう。
次の学習には、やはり志望校の過去問題が適切です。
問題傾向を把握し、「出口のシステム現代文」の解法という武器をどのように用いて戦うか、策を練ることが大切です。
最終的に受験で勝利を得るためには、どんな難題にも戦える武器と戦法をもつことです。
「出口のシステム現代文」は、武器になり得ますが、受験する学校はそれぞれですので、戦法は個々の受験生が練らなくてはなりません。
過去問題を自分で検証し、受験する大学に特化した参考書があれば、それを参考にするなどし、独自の戦略を立てる必要があるのです。