国語

【塾講師が書いた】極める現代文の使い方・勉強法・評価・レベル

2022年6月17日

こんにちは!shirocanです!

私は大学1年次から進学塾・予備校にて約10年以上大学受験生を中心に指導にあたってきました。

その経験を生かして高校生や受験生および保護者の方向けに有益な情報を発信しています。

この記事では「極める現代文」について、

  • どんな参考書?
  • レベルってどれくらい?
  • 自分に適した参考書かな?
  • いつから取り組むべき?
  • どう使うのが効率的かな?
  • この参考書が終わったら次は何をすればいい?

といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。

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「極める現代文」はどんな参考書?

本シリーズは「入門・公式編」、「基礎・必修編」、「センター試験編」、「上位大突破編」、「難関大突破編」の5編構成の入試現代文演習用のテキストです。

現代文というと日本語であるがゆえに、他教科に比べて勉強が遅れがち・疎かになりがちですが、入試現代文で問われる文章は難解であり、正しい読解方法を勉強する必要があります。

本テキストは5編構成なので、読解方法について基礎から順を追って勉強をすることができます。

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「極める現代文」はどんな人におすすめ?何のための参考書?

本テキスト入試現代文を読み解くための技術を実践的に学ぶことのできるテキストです。

高校の授業でも現代文があると思いますが、内容を深く味わうという形の授業が多く、入試を意識し設問をどう処理するか、設問を解くためにどう読むのかについての指導はなかなかなされないのではないでしょうか。

本シリーズは自学自習でも具体的な読解手法が学べる形になっていますので、入試に向けた現代文対策をしたい受験生におすすめです。

「極める現代文」の難易度やレベルは?取り組むための前提レベルは?

現代文は同じ国語科の古文や漢文と比較して、単語や文法など読解にあたって覚えなければならない前提事項は少ないので、すぐにでも読解の勉強に取り組むことができます。

もっとも、ある程度の語彙力・国語力は必要ですので、本シリーズに中学生が取り組むのは難しいかもしれません。

先述の通り、本シリーズはいかに読むかという公式のようなものから段階的に学ぶことができるので、「本格的な入試対策にまだ取り組んでいない」、「入試問題を見たことがない」という段階の人でも取り組むことが可能です。

「極める現代文」の特徴は?良い点は?微妙な点は?

現代文読解における公式を学ぶことができる

現代文というと、英語とは異なり、読む上での公式のような決まりごとがないようにも思われますが、文章の内容・種類に左右されずに安定して得点を取るために、公式のような技術(読解方法)を学ぶ必要があります。

その読解方法は一通りではなく、教える人によって異なりますが、教えてもらったやり方をベースにそれを実践する形での演習が不可欠です。

その点、本シリーズは入門・公式編で読解方法の基礎を学び、他の4編でも読解方法を用いて読解演習に取り組むので、易しい文章から難しい文章まで一貫して対応できる読解方法を学ぶことができます

段階的に勉強ができる

本シリーズは5編に分かれているということで、志望校や現在の学力に応じて最適なレベルの問題演習が可能です。

この後に具体的な取り組み方についても説明をしますが、公式編でやり方を学んだ上でその後のシリーズすべてをやってもよいですし、入試までどうしても時間がなくセンター試験での得点が必要な場合にはセンター試験編のみ使うなど、段階的かつ柔軟な使い方ができます。

説明が一貫していて具体的に学びやすい

本テキストの構成は、まず読解方法を説明した後に演習問題を単に並べているだけという形ではなく、複数ある読解方法の内、どれを、どの場面で、どのように使うかについて具体的に学べるよう、掲載文章・設問ともに非常に工夫されています。

実際に問題演習の中でその読解方法を使ってみて、使い方が正しいかについて1つ1つ確認することができるので、読解方法を理解して終わりではなく、身につけるところまで可能です。

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文章に対する解説が薄い

本テキストは読解方法をいかに用いるかという点に焦点を当てたテキストということで、設問に対する解説は薄くなっています。

ですので、本シリーズはあくまでも読解方法を理解し使いこなせるようにするという点を目的とした人におススメです。

問題演習の量をこなしたいという人には必ずしもおススメはできません。

「極める現代文」の評判や口コミはどう?

良い評判や口コミ

同シリーズの「0」を終えたら、間をおかずに「1」へ進むと良い。
掲載されている問題が非常に練られているので、実力が伸びていくのが実感できると思う。

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現代文はもう無理だと思っていましたがこのシリーズのおかげで希望の光が見えてきました。

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中堅~難関大までを対象に、合格点を目標に、読解していくという感じになっています。

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易しい文章から難しい文章まで一貫して対応できる読解方法をしっかりと理解することができ、幅広いレベルの受験生にとって有用との評価がありました。

特に「入試現代文はどう読んだら良いか、どう手をつけたら良いかが分からず困っている」という受験生も多いでしょう。

本テキストを通じて、現代文を得意にすることも決して無理ではありません。

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微妙な評判や口コミ

問題の作り自体はそれなりにしっかりとしていて、よいのですが、センター本試の対策としては少々心もとない気がします。
解説を読んでも端的に「こうだからこう」というような書き方なので、もう少し構造分解などを踏まえた丁寧な解説が望まれます。

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書店で購入しましたが、解説になかなか納得できない。本当に国語が苦手な人には分かりにくいと思う。

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どの参考書も似たようなものかもしれないが、解説もこれといった特徴は無く赤本を少し分かりやすくした程度のもの。

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解説の薄さの部分と、使うにあたって向き不向きがあるという評価が目立ちました。

先述した通り、読解方法は教える人によって異なるため、本テキストのやり方が必ずしも全ての人に合うとは限りません。

もっとも、入試問題集として受験生から支持を受けているテキストですので、本シリーズを使う場合には全ての技術を盗むつもりで取り組みましょう。

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「極める現代文」の効果的な使い方や勉強法は?

本テキストの特徴や口コミについて理解いただけたところで、どのような順序で勉強すべきかについて順に説明をしていきます。

読解方法を理解する

本シリーズを使って勉強をする場合には、まず最初に「入門・公式編」を使うことが望ましいです。

残りの4冊は、読解方法の基本が理解できたことが前提となって構成されていますし、設問に対する解説はやや薄く演習用のテキストとしては不向きですので、まずは公式の理解に努めましょう。

時間はある程度かかっても仕方がないので、解くというよりもじっくりと読んで理解する、理解できるまで読み込むという点を意識して取り組みましょう。

入試まで時間がほとんどない場合を除いて基礎・必修編に取り組む

「入門・公式編」と「基礎・必修編」はセットと考えて取り組む方が効果があります。

数学を例に考えるとわかりやすいかもしれませんが、公式を知ってもいきなり難しい問題を解けるようにはならないでしょう。

やはり、基本問題の演習を経て難しい問題へとつなげるのが理想です。

時間が限られている場合を除き、「入門・公式編」に取り組んだ後は「基礎・必修編」に取り組むことで、まずは入試現代文における基礎を固めましょう。

センターや私大などレベルに合わせて演習

「基礎・必修編」に取り組んで基礎が固まれば後は演習をするのみですのでどんどん演習をしていきましょう。

ただし、必ず「入門・公式編」を横に置き、採点・復習の段階で「正しく読解方法を活用できているか」、「自己流の読み方になっていないか」を確認するようにしましょう。

「入門・公式編」の読解方法の公式をまとめた部分は別冊になっていて携帯しやすいので、ハンドブック・副読本のような位置付けで考えて手元に置きつつ、実戦力をつけていきましょう。

「極める現代文」にはいつから取り組むべき?

「入門・公式編」は、入試現代文のそもそもの読み方を理解するという意味で高校入学後すぐに読み始めても良いでしょう。

他教科との兼ね合いがありますが、遅くとも高校3年の夏から「センター・私大編」に取り組みたいとなると、高校3年の4月には「入門・公式編」をスタートさせなければなりません。

理解するのに時間がかかることも考えられますので、もちろん早めにできるのであれば取り組むことをおすすめします。

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「極める現代文」の参考書の次に取り組むべきことは?

シリーズ全てを終えた段階ではまだ演習量が足りませんので、志望校や現状に合った解説が詳しい読解問題集に取り組みましょう。

現在センター試験は、評論ないし随筆と小説という現代文の構成になっていますが、入試においては評論が中心です。

その演習を多くこなせる、かつ過去問演習前の最後のテキストとしてレベルの合うものを選択しましょう。

おすすめとしては『大学入試全レベル問題集現代文 シリーズ』や『入試現代文へのアクセス シリーズ』が挙げられます。

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