どうも、東京大学文科二類教養学部一年生のP3(ぴーさん)です。
僕はこれといって予備校に通う事なく東京大学に現役合格することが出来ました。
今回は、模試で悪い判定を取ってしまった際の対処法について主に話していきたいと思います。
ただその前に一つ注意点。
「自分は真剣に勉強をした」
「行きたい大学への熱意はあるのに、成績が追いつかない」
といった方以外はこの記事を読まないでくださいね。
冗談半分や手抜きで模試を受けた方が読んでも仕方のない記事ですので。


この画像をご覧ください。
合格通知書の隣の紙切れは1月の僕の模試の結果です。
悔しさのあまりぐしゃぐしゃにしてしまいました。
努力は必ずしも報われるわけではないと良く言いますが、このような悪い判定は真摯に努力してきた受験生にとってはなかなか深い傷を負わせてくれるものですよね。
実際僕も中々にへこんでしまい、しばらくは勉強に身が入りませんでした。
低い判定を取ってしまうと、「お前は志望校に見合った実力の持ち主ではない!」と宣告されているようで気分が滅入ってしまう方もいることでしょう。
そこで意識して欲しい点が二つ。
・E判定の模試以上に素晴らしい教材はない!
・入試のスタートラインは皆同じだ!
それでは、以上の二点を順に説明していきましょう。
E判定の模試以上に素晴らしい教材はない!
皆さんは普段何のために模試を受けていますか?
「学校が指示するから」「予備校から知らせがきたから」といった声もあるでしょうが、
要するに皆さんは「自分のため」に模試を受けているのです。
それではここでクイズです。
あなたは自分の学力をあげるために1と2どちらかのテストを受けなくてはなりません。
さて、どちらのテストを受けるべきでしょうか。
・知っている問題ばかりで制限時間にも余裕があるテスト
・わからない問題や手こずりそうな問題が散見され、時間もやや厳しそうなテスト
もちろん、2番ですよね。
極端な話、模試を受ける意味とは、2番で上げたようなテストを受けることにあるのです。
模試の判定がAであれば誰だって嬉しいものです。
でもどうでしょう。
A判定をいくつ集めても受験本番では何のアドバンテージを得ることはできません。
それどころか、貴重な勉強時間を簡単で得るものが少ない試験に費やしてしまったという見方もできます。
ひねくれた言い方をすると「A」という記号は自己満足を満たしてくれるばかりで、対して良いものではないのです。
一方、模試の判定がEだったらどうでしょう。
精神面では苦しいかもしれませんが、受けた試験には自分の苦手がいっぱいに詰まっているわけですよね。
つまり、E判定を取ってしまった模試は、自分にとって最高の教材になるわけです。
名を捨て実をとる。E判定は実力を伸ばすには最高の判定なのです。
入試のスタートラインは皆同じだ!
一度E判定を取ってしまうとどうしても負い目を負ってしまいますよね。
特に本番直前の模試であったりすると尚更気になってしまうものです(特に僕はそうでした)。
ただ考えてみてください。模試の判定ってそんなに当たるものでしょうか?
問題の相性、ツキ、採点官の相性、ケアレスミスといったいわゆる「運要素」が関わってくることは否めません。
結局のところ、模試は「試」験を「模」したものに過ぎないわけですから。
今回はサイコロを振って悪い目が出ただけで、本番でもっと良い目を出せばいい...
それくらいの気持ちでいいんですよ。
それに、A判定の模試を何十枚集めても本番では1点にもなりません。
逆にE判定を何回取ろうとペナルティは全くありません。
当然ですよね?
「私はE判だから...」なんて思っているあなた。
E判だから何ですか?受からないんですか?
そんなことありません。
現に僕は受かっていますから。
逆に、あなたの周りに「またA判だったー」なんて自慢している人はいませんか?
そんな人たちの事は
「貴重な模試をあまり活かせていないことをアピールしているかわいそうな人なんだな」
と思って割り切ってしまいましょう。(態度に出しちゃダメですよ?)
最後に:E判定を取ってしまったあなたへ
どうですか?E判定の模試って、実は一番為になる模試だってことがわかりましたか?
E判定を取ったあなたに覚えておいて欲しいこと、それは
どんな判定であろうと、結果に一喜一憂するだけでは何も得られない!
どんな判定であろうと、その模試を活かさない者に合格の未来はない!
どんな判定であろうと、合格しなければ意味はない!
さあ、「E判だから絶望だ」なんて誤解はさっさと捨てて、
「E判だからこそ成長できる!」という姿勢を持ちましょう。
合格はその成長の先にきっと待っていますから。