こんにちは!shirocanです!
私は大学1年次から進学塾・予備校にて約10年以上大学受験生を中心に指導にあたってきました。
その経験を生かして高校生や受験生および保護者の方向けに有益な情報を発信しています。
この記事では「英文法解説」について、
「どんな参考書?」
「レベルってどれくらい?」
「自分に適した参考書かな?」
「いつから取り組むべき?」
「どう使うのが効率的かな?」
「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」
といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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「英文法解説」はどんな参考書?
英文法解説は、長年受験生に英文法学習の副読本・辞書的存在で愛用されてきた参考書です。
辞書のような厚さですので、説明を聞いたり問題を解いた際にわからないことが出てきた場合に調べるための参考書です。
逆に言うと、本書で一から文法を勉強すると考えるのは非効率ですので使い方には注意が必要です。
「英文法解説」はどんな人におすすめ?何のための参考書?
「学校や塾、参考書で文法事項について現在学んでいる」、ないしは「一通り学んだがさらに深く理解したい」という受験生に本テキストはおすすめです。
高校で学ぶ文法の全分野の勉強を終えていなくとも、本テキストを用いて分野ごとにより深く理解していくことが可能ですし、基本問題集を解きながらという形での併用も可能です。
内容的には基礎事項から応用事項まで幅広く書かれていますが、情報量がとても多いので、まずは英文法の基礎だけを抑えたいという人は『Forest』や『EverGreen』など基礎事項を重点的に分かりやすく説明された参考書の利用をお勧めします。
↓総合英語Forestについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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【東大生おすすめ】総合英語Forest(フォレスト)の使い方・勉強法・評価・レベル
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「英文法解説」の難易度やレベルは?取り組むための前提レベルは?
本テキストに取り組むにあたって、文法の全分野の勉強を終えている必要はないとはいえ、英文法解説で学ぶ英文法の分野については一度は学んでおく必要があります。
そうでなければ、「本テキストをどのように使えばよいのか」や「まず抑えるべき基礎がどれなのか?」が分からず、うまく利用することができないでしょう。
上述の通り、本テキストは英文法を基礎事項から効率よく学ぶには向いていません。
あくまでも本テキストは英文法の『辞書』的存在だからです。
まずは基礎事項から効率的に学びたいのであれば、上記で紹介した『Forest』や『EverGreen』の利用をお勧めします。
「英文法解説」の特徴は?良い点は?微妙な点は?
とにかく英文法について詳しく解説されている
本テキストは辞書として使うことが出来るほど、とにかく英文法についての解説・説明が詳しいです。
索引を使えば英文法について分からないことはまずないほどの網羅性です。
例文も充実していて説明も詳しいびで、ある分野を理解する際に前提となる知識やや周辺知識も頭に入れることができ、文法項目の理解はかなり深まります。
例文が秀逸
本テキストで扱われている例文は文法の学習にとって効果的な非常に質が高いものが揃っています。
文法問題集などでは、どうしても当該文法事項を理解し付属の練習問題を解けるようにするための例文となってしまい、実用的でない形式的な例文が載っていることがありますが、本テキストは実用性の高い質の高い例文が揃っています。
掲載されている例文を全て暗記するという姿勢は必要ありませんが、1つ1つの文法項目を理解する過程でこの質の高い例文に多く触れることは、間違いなく英語の総合力を高めてくれます。
受験レベルにとどまらずに利用できる
本テキストは大学受験にとどまらず、その後の英語の勉強(大学で扱う英語など)や各種の英語検定の勉強でも利用できるレベルの高さです。
勉強が進めば進むほど細かい部分でわからないことが出てきたり、今まで気にならなかったことが気になってきたりと調べる必要性が高まってくるでしょう。
そのような場合でも調べることにより答えが見つかる参考書ですので、利用価値はとても高いです。
演習書・問題集ではない
本テキストはあくまでも調べる用の参考書であり、入試問題を効率よく解く力をつけるための問題集としては不適当です。
勿論、例題は所々に載っていますが、それを解くために本テキストを読み進めるという形ですと、説明部分が長すぎて要点を効率よくつかむことはできません。
まずは要点を掴み、そこから深く理解していくという流れが勉強方法としては適切ですので、演習書・問題集と本テキストをうまく併用していきましょう。
「英文法解説」の評判や口コミはどう?
良い評判や口コミ
解説も非常に分かりやすい。他の文法書や辞典からの引用を、文法項目毎にまとめてあるので、幾つもの辞書を引かなくてすみます。
何時も手元に置いていざという時の辞書の様な使い方として重宝します。
この本は初めての文法書ではなく、ある程度、慣習や学習によって基礎的な文法を身につけたあとで、
頭のなかにある記述文法のうち、
いくつが一般に規範文法として理解されるのかを確認するのにうってつけである
『英文法解説』は、英語教師必携の一冊です。 https://t.co/xsSWz0YsuK
— パパときどき言語学者 (@PhD_Linguistics) September 20, 2019
英文法解説がすすめられてた pic.twitter.com/2pVdbCT1qr
— げんき (@toeic_genki) August 22, 2019
解説が詳しい、辞書的利用で効果があるという旨書かれています。
文法事項は、空所補充の4択問題のようにそれ自体が独立した問いで問われることも勿論ありますが、長文を読む際に必要な知識であり、長文読解の設問という形で問われることもあります。
様々な形式に対応するには、英文法をしっかりと理解できていることが必要ですので、辞書として使える本テキストはとても有用です。
微妙な評判や口コミ
本書は、「文法に従わなければ英語ではない」というスタンスを取っていないため、
受験生など、文法に関して確固たる答えを得たいという人には向かない。
受験生の諸君には、読んでいて疲れない、
もっと薄い本をお勧めしたい
基本的な文法の解説はまったくありません。基本のできている人向きです。
Forest(Evergreen)レベルの基本英文法は、まず確実にしよう。
その上で、『ロイヤル英文法』とか『英文法解説』みたいな高校生向けのちゃんとした文法書が一冊あると、調べごとに役立つよ。ちゃんとしたとこで体系的に文法を習えれば、こういう文法書の内容もカバーできる。— 英語たん@クロスワードパズル公開中 (@eigotan) September 15, 2019
初学者に不向き、逆に内容が詳しすぎるなどの意見が見られました。
使い方次第ですが、先述の通り本テキストは大変分厚く、辞書としての利用が有用ですので本テキストを主軸とした文法学習は非効率です。
どこまでを基礎・基本というかは難しいところですが、学校や塾で文法の説明を受けているという点が大前提となりますので、本テキストを辞書として使うことのできるレベルにまで文法レベルを早期に高めましょう。
「英文法解説」の効果的な使い方や勉強法は?
では、どのような順序で利用するのが効果的でしょうか。
順を追って説明をしていきます。
英語の勉強の際に本テキストを横に置く
英文法は一つ一つの事項は細かく理解するよりも、要点のみでも体系的に理解することが重要ですので、学校や塾の授業を受ける際や、参考書で学習する際に不明点をすぐに調べられるように、本テキストを横に置いておきましょう。
索引もついていますし、文法項目別に章立てがされていますので、調べやすいです。
あくまでも理解に重点を置き、分からない所をそのままにしないということが目的ですので、この段階では本テキストの例題を無理に解く必要はありません。
例題に触れ理解を深める
理解したことを前提に、例題を解きましょう。
例題数もそこまで多くはありませんので、確認テストのような位置付けで理解できているかのチェックができます。
文法分野には濃淡と言いますか、勉強することが多いもの、少ないものがあります。
ゆえに、分野によってはさらなる演習が必要なものもありますが、各分野入門・導入にあたる問題については触れることができますから、理解の程度を確かめるという程度においては、本テキストの問題を解くことが有用です。
別の文法問題集を解きつつ必ず参照
文法の問題集などで問題を解きつつ、分からない所があれば必ず本テキストを参照しましょう。
この過程が最も大切です。
文法問題集は解説が詳しくないものが多いので、その簡潔な解説で満足することなく、少しでも気になったら本テキストを参照する癖をつけましょう。
その作業はその後の過去問演習においても同様です。
過去問の解説を読むにとどまらず、疑問点は本テキストを使って全てクリアにしていきましょう。
「英文法解説」にはいつから取り組むべき?
中学生では早いですが高校生であれば十分に取り組めますので、高校入学後は早い段階から利用していきましょう。
とりわけ、英語は入試科目の中でも最重要科目に位置付けられますから、英語力をどれだけ身につけられるかによって、他教科への取り組み方も変わってきます。
文法については一通りの勉強を早く終え、復習と過去問演習を並行しながら実戦力をつけていけるよう計画的に取り組みましょう。
「英文法解説」の参考書の次に取り組むべきことは?
辞書的な文法書という観点では本テキスト以外のものを利用する必要はありませんので、先述の通り文法問題集・演習書に取り組みましょう。
入試では様々なパターンが問われますので、やはりどれだけ演習を積めたかが本番の得点として返ってきます。
演習をしつつ本テキストで疑問点を1つ1つ潰すという形で穴のない勉強をしていきましょう。