こんにちは!shirocanです!
私は大学1年次から進学塾・予備校にて約10年以上大学受験生を中心に指導にあたってきました。
その経験を生かして高校生や受験生および保護者の方向けに有益な情報を発信しています。
この記事では「英語長文問題精講」について、
「どんな参考書?」
「レベルってどれくらい?」
「自分に適した参考書かな?」
「いつから取り組むべき?」
「どう使うのが効率的かな?」
「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」
といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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「英語長文問題精講」はどんな参考書?
旺文社から発行されている長年受験生に愛用されてきた有名な長文問題集です。
入門編・基礎編に続く最も難しいテキストとなっています。
本書はB5サイズと持ち運びにもとても便利です。
標準とは書いてありますが、掲載されている長文レベル・設問レベルがかなり高いです。
これをやり切れば受験レベルで考えるとかなり高い学力に達したと言えるでしょう。
「英語長文問題精講」はどんな人におすすめ?何のための参考書?
語彙力・文法力・英文解釈力に加えて長文読解の基礎力をつけた受験生におすすめのテキストとなります。
逆に言えば、そうした力のどれか1つ・2つが不十分である場合には、仮に取り組んだとしても難しすぎてほとんど効果がないでしょう。
それだけ対象者が限られるテキストであり、見方を変えれば力のある受験生には持ってこいのテキストと言えます。
ここで、受験生と敢えて言っているのは、学年で言うと高校1年生・2年生には難しいであろうということを意味しています。
先述の通り、入門・基礎・標準とレベルが3段階になっていますので、自分に合ったものに取り組みましょう。
↓入門英語長文問題精講について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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【東大生おすすめ】入門英語長文問題精講の使い方・勉強法・評価・レベル
↓基礎英語長文問題精講について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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【塾講師おすすめ】基礎英語長文問題精講の使い方・レベル・評価・勉強法
「英語長文問題精講」の難易度やレベルは?取り組むための前提レベルは?
本書のレベルはかなり高いので「最難関大学を目指すから難しいものに取り組まなければ!」と焦り、実力がしっかりとついていない段階で取り組んでも効果はありません。
別のシリーズでも良いですが、同じシリーズの方が構成や解答解説の書かれ方など一貫していて使いやすいと考えられますので、入門ないし基礎から始めて最終的に本テキストに取り組むのが良いでしょう。
ちなみに、基礎編のレベルは非常に適切で、受験に向けて長文力をつけていきたいという場合の導入編として最適でしょう。
入門編は、もともとは基礎編が販売されていて、その後に発行されたものなので、勉強の進んだ中学生でも使うことのできるレベルです。
中堅以上の大学を目指す場合には、基礎編から解くのが良いと思います。
「英語長文問題精講」の特徴は?良い点は?微妙な点は?
非常にハイレベル
英語の外部検定利用入試の普及などにより、受験生に求められる英語レベルは間違いなく上がっています。
もっとも、だからといって入試問題で超難問というレベルの長文や設問が問われることは稀であり、仮にあったとしても合否には関わらないでしょう。
ただ骨のある、真の実力のつく高度な英文には数多く触れ、確固たる英語力・長文読解力をつけることは必須です。
その点、本テキストは間違いなくその要請に応えてくれます。
設問タイプが多岐にわたる
本文は入試問題の引用や抜粋ですが、設問については、より受験生のためになるようかなり改変されています。
単なる内容一致問題は少なく、英文を題材にして、その中で語彙力・文法力・英作文力などを幅広く要請できるよう設問が工夫されています。
その設問レベルも多くは難しすぎない適切なものでとても勉強になります。
英語は入試における配点などを考えると最重要教科ですが「他教科含め勉強しなければならないことは多いこと」と「長文読解は復習まで考えるとかなりの時間とエネルギーを要すること」を考えると1つの長文から多くを学べる本テキストは大変貴重です。
持ち運びが便利
持ち運びが便利という点も、かなり重要です。
長文問題集と言うと、やはり解説の詳しさが重視される関係でどうしても厚くなりがちです。
受験生はそれでなくとも時間がないのでスキマ時間を効率的に使いたいところです。
英語でいえば、スキマ時間は単語や熟語を覚えるということになりがちですが、単語帳・熟語帳を覚えるだけでは語彙力は不十分であり、勉強した長文の中に出てきたものも全て覚えるくらいの貪欲さが求められます。
その点、本書はコンパクトサイズなので混んだ電車でも開くことが可能ですので、使い勝手がとても良いです。
難しすぎる長文も掲載されている
標準編と書いてあることとのギャップが大きすぎるくらいに難しい長文も少なからずあります。
内容面もそうですし、使われている単語や表現が受験レベルを超えた学術的な文章も含まれています。
判断は難しいですが、あまりにも難しいとやる気を失ったり、必要のないことに時間と労力をかけ、受験勉強全体を見たときに極めて非効率にもなりかねません。
塾や学校の先生にどこまでやるべきか、個別にアドバイスを求めるのが良いかもしれません。
解説が薄い
解説が全体的に不十分という点も挙げられます。
言い方を変えれば、かなりの学力レベルの受験生にとって必要と考えられる解説のみが書かれているというイメージです。
掲載長文数が多いため、全てにつき詳細な解説は載せられないという問題はあると考えられますが、一部の設問にしか解説がない長文もあるので、場合によっては復習にかなりの時間がとられることにもなりかねないでしょう。
「英語長文問題精講」の評判や口コミはどう?
良い評判や口コミ
示唆に富んだ、知的好奇心をくすぐる面白い文章が多いのでお勧めです。
文章の最後には出典が記されているので、面白いと思う文章があれば原書を購読することも可能です。
質の良い長文を積むことは、受験生にとって何よりも大切なことです。
この問題集の良い点を、下記の通りに挙げてみました。・実際に大学で出題された問題で構成されている(一つの大学のみではなく、複数の大学で出題された問題で構成されてる)。
・構文の確認が出来る短文が最後についてくる。
・受験生に必要な単語や熟語が注釈つきで全て解説されている。
・質の高い問題が60題収録されている。標準レベルの学力がしっかりと固まり、次の段階に進みたい方に本当におススメです。
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確かに英文そのものはハイレベル
しかし興味をひかれる内容と筋が通った英文が多いので、不思議と読むが苦にならないと思います
解説についてですが、このレベルの問題を解くような人にとってはこれくらいで調度いいんじゃないかな?
ごちゃごちゃしてなくていいですかなり優れた問題集、お勧め
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興味深い内容の質の高い文章が多いという意見がやはり多く見られました。
日本語で読んでも十分に面白く勉強になるものばかりです。
受験勉強は得てして単調で本来学問が持つ面白さや知的好奇心という部分がどうしても失われがちです。
十分な基礎力があることが大前提ですが、そうした勉強の面白さも感じられる収録内容になっています。
微妙な評判や口コミ
あなたにはまだ早すぎると先生に怒られるくらい、しっかりとした基礎英語力がないと使い物になりません
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解説は貧弱で、お世辞にも詳しいとは言い難いです。
内容も堅いものが多いので、英語が苦手であれば手を出さない方が無難だと思います。
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この本を使用するのは、相応の解釈力がついてからです。一文の構造を取れない人が始めても、「難解な本・解説が少ない・云々」で終わってしまいます。当たり前です。この本は手取り足取り解説してくれる類のものではありません。ですから、解釈の方法論がある程度完成し、それをもって過去に何度も出題された良質な英文と向き合い、自分自身で確認・吟味する、そういった使い方ができる人に最適です。問題数60と若干多いですが、これだけ多様なジャンルの英文・設問を収録した問題集はありません。本番に向けての実践演習としては十分だと思います。やはり、最後の仕上げの本です。
解説が足りない、基礎力とりわけ、英文を解析する英文解釈力がないと有用でないとの意見が多いですね。
学校の授業や塾・予備校での集団授業では1文1文を基本5文型から考えて修飾関係や隠れた文法事項を全て明確にし完全な日本語訳を作るといった作業・解説が行われます。
この作業がまさに英文解釈であり、英文解析力ともいえます。
基礎英文問題精講など、英文解釈用のシリーズもあるので、人によっては本書に取り組む前に使う必要があるかもしれません。
「英語長文問題精講」の効果的な使い方や勉強法は?
使い方、使う段階がとても重要なテキストですが、具体的にはどのように使うのが効率的でしょうか。
以下で説明をしていきます。
時間を計って解き切る
英語力としてはかなりのレベルにある利用者が多いと思われるので、実戦力を高める意味でも時間を計って解き切るトレーニングをしていきましょう。
入試本番では限られた試験時間の中で解ける問題を一つでも多く解くことが重要となります。
設問を先に読み、「解ける問題はないか」、「内容一致問題は段落ごとに読めば解けるものでないか」など、はじめに確認できる事項は多々あると思います。
いかに効率的に点を取るかという視点で取り組みましょう。
解説を読み込み必要に応じて調べる
答え合わせをして必要に応じて解説を読むことは当然ですが、先述の通り解説が不十分なところも多いので必要に応じて調べるという作業が必要になるでしょう。
この部分を怠るとせっかく時間を計り本番を想定しながら取り組んだ効果の大部分が失われてしまうでしょう。
自分がつかってきた、ないしは使っている文法問題集や英文解釈問題集の該当箇所に必ず戻り、知識面の穴を丁寧に埋めていきましょう。
何度も音読
読んだ文章を自分のものとするために、何度も音読をし発音やアクセントも意識しつつ、左から右へとスラスラと内容が頭に入るレベルまで仕上げていきましょう。
題材自体がとても難しいですから、繰り返し読み込み単語・熟語含め全て頭に入れば過去問に取り組んでも動じないだけの確固たる読解力がつくことでしょう。
スキマ時間もうまく活用して1つの長文から学べることは全て学ぶという気概を持って取り組みましょう。
またそうすることが効率的で合格までの近道です。
「英語長文問題精講」にはいつから取り組むべき?
繰り返しになりますが、かなりレベルの高いテキストですので、学年としては高校3年生の春からスタートという形で問題はないでしょう。
ただし、英語が得意でかなり勉強が進んでいる・得点源にしたい・他教科で足を引っ張りそうな苦手なものがあるといった事情がある場合には、英語については3年生春から過去問に取り組むとの計画で、高校2年次に取り組むことも可能でしょう。
「英語長文問題精講」の参考書の次に取り組むべきことは?
受験レベルで考えれば、テキストレベルであればもう十分であり、時間的余裕がある場合を除き、過去問演習に入りましょう。
過去問のタイプや出題傾向は、同レベルと言われる大学・学部でも全く異なるケースが多々あります。
第1志望校から併願校に至るまで幅広く取り組むとなると、十分な時間を用意する必要があるでしょう。
問題集は基本的には1冊をしっかりとやり切ることで効果が得られますので、本テキストをやり切ったという段階まで来たら過去問に移行しましょう。