こんにちは!shirocanです!
私は大学1年次から進学塾・予備校にて約10年以上大学受験生を中心に指導にあたってきました。
その経験を生かして高校生や受験生および保護者の方向けに有益な情報を発信しています。
この記事では「中堅私大古文演習」について、
「どんな参考書?」
「レベルってどれくらい?」
「自分に適した参考書かな?」
「いつから取り組むべき?」
「どう使うのが効率的かな?」
「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」
といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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「中堅私大古文演習」はどんな参考書?
本テキストは語彙力・文法力が一定程度付き、読解に慣れてきた受験生が本格的な志望校対策として用いるテキストです。
入試でもよく出題される代表的な出典が並んでおり、効率的に演習をすることができます。
掲載されている文章は基本的に過去問の抜粋となっており、タイトル通り私立大学で出題されたものが並んでいるので、私立大学を目指す受験生にとって大変有用です。
「中堅私大古文演習」はどんな人におすすめ?何のための参考書?
本テキストは実戦演習用ですので、ある程度の基礎力がなければ取り組むことは難しいでしょう。
名前の通り『中堅私大』向けの参考書ですのでMARCHなど中堅私大を受験する人におすすめです。
また学校や塾・予備校の授業において、品詞分解を丁寧に行い1文1文を分析する読み方をしているかと思いますが、それに加えて、設問付きの文章に取り組んできた人にも本テキストは有用です。
「中堅私大古文演習」の難易度やレベルは?取り組むための前提レベルは?
繰り返しになりますが、本テキストに取り組むにあたって基礎的な学力として、ある程度の語彙力・文法力は必要です。
古文は英語の勉強と似ていて、ある程度の語彙力・文法力がなければ読解に進むことはできません。
単語帳・文法問題集を1冊ずつ終えていることが目安となるでしょう。
※目安としては偏差値55以上あれば問題なく取り組むことが出来るでしょう。
基礎力が不足していると、文章を読み、設問を解くという作業はできたとしても、解説の意味が分からず、学べるはずのことが十分には学べないということにもなりかねません。
どこまでが基礎力かは難しいところではありますが、最低限覚えることは頭に入れてから、本テキストに取り組みましょう。
「中堅私大古文演習」の特徴は?良い点は?微妙な点は?
解説がとても詳しい
本テキストは実戦問題集ということで難易度も一定程度以上ですので、解説がしっかりとしていなければ、十分な理解ができず消化不良となってしまうでしょう。
その点、解説はかなり詳しいです。
自学自習においても十分に使いこなせるほど中身が充実しています。
解説というと品詞分解や重要単語のまとめなどが考えられると思いますが、設問へのアプローチの仕方や、具体的な消去法に至るまでかなりのボリュームがあり、とても利用しやすいテキストと言えます。
レベルが標準的で使いやすい
早稲田といった最難関私大を受験する場合には、本テキストでは足りず、さらに上のレベルのテキストをやり切る必要がありますが、偏差値的にそこまでのレベルでなければ、大変有用です。
難しすぎず、取り組みやすい良問が揃っているということ、そして有名な出典に触れることができるということで、難関大志望の受験生にとっても基礎固め・併願校対策として有効です。
文学史の勉強もできる
古文の入試問題では、設問の最後に文学史の知識が問われることもあります。
文学史は勉強をしようとすると範囲が膨大でどこまで勉強をしたらよいかが分かりにくいところがあります。
本テキストはその点、文学史の問題を含む入試問題を多く扱っていますし、解説も充実しているため、設問を通して受験に必要な文学史の知識を効率的に勉強をすることができます。
最難関大を目指す場合には足りない
掲載されている文章数は多いですが、レベルがいわゆる標準レベルに固まっているため、それ以上を目指す場合には別にテキストをやる必要があるでしょう。
場合によっては、過去問演習に取り組んで志望校対策を通して応用力・実戦力をつけていくのもよいでしょう。
「中堅私大古文演習」の評判や口コミはどう?
良い評判や口コミ
中堅私大(日東駒専や産近甲龍など)の良問を集めた問題集
基本的な文法事項や単語知識の確認、古文の読みなれのために使うと効果的
完璧にすればマーチやセンター8割程度なら十分狙えます
最近この問題集を購入したのですが、解説が本当に細かく、一人で勉強するのにはもってこいだと思います。
問題をといて答えあわせをした後に、わからないな、と思ってもほぼ解説で理解できます。
また、問題文の下には重要単語が抜粋されていているので古文単語を同時に確認する事もできます。
何よりこの古文演習は、解説が詳しくて使いやすいです。塾や友達からも勧められていたので、みんないいと思って使っているんだと思います。
買って良かったです。
【古文】〔おススメ参考書〕もう、単語や文法についてはある程度大丈夫!よし、読解だ!という人には、河合出版「中堅私大古文演習」はどうかな?タイトル通り、私立大学入試から厳選された良問を通して、読解力を高めていけるよ!解説も細かいので、一人でも安心だよ!
— 国語ラボ (@kokugolabo) September 20, 2019
中堅私大古文演習、すげー簡単だと思ったら全くそんなことはなかった。
確かにMARCH級への橋渡しに最適なワケだとも思った。— 某高Ⅲ生 (@13_13_169) April 13, 2019
解説の詳しさなど総じてポジティブな評価が並んでいます。
基本的には自学自習で使うことになるかとは思いますが、やはり解説が詳しくなければ1つの文章から得られるものは少なくなってしまい、非効率です。
適宜、ノートや文法問題集を見直す必要はあるとはいえ、設問に対してどうアプローチすべきかは本テキストを通じてかなり高いレベルにまで持っていくことができますので、入試実戦テキストとして非常に有益です。
微妙な評判や口コミ
全くもって中堅私大レベルの問題ではない。
入試で主な大きく割合を占めるのは内容一致だが、それが少なく、古典文法、和歌、等に対する細かい設問が多い。
故に、センター試験や内容一致を意識して勉強して来た学生には非常に得点しにくい物となっている。
一つだけ難点を書くとしたら解説の口語訳の箇所に原文を入れて欲しかったことである。
あえて難を言えば、採点基準が付いておらず、現在の実力判断が難しいので、次回改訂時には(採点基準を)付けることを望みたい。
設問・内容面での意見が多かったですね。
英語と異なり、古典の文章に古い・新しいはあまりありませんが、やはりブームと言いますか、出やすい出典には変化があるものです。
そうしたものを中心に抜粋している最新のテキストもありますが、出典の傾向や設問の特徴については過去問演習を通じて身につけるものと考えて取り組むのがよいでしょう。
「中堅私大古文演習」の効果的な使い方や勉強法は?
時間を計って解く
過去問演習に向けた準備と位置付けて、20~30分の時間を確保し、自力で解いてみましょう。
その際には設問を先に見て、文法知識のみを問う問題など、解けるものに先に取り組むなど本番を意識して演習しましょう。
実戦演習においては問題を解くという作業も大切ですが、復習に時間をかけることが重要なので、問題を解くということに集中しすぎないようバランスを考えた勉強をしましょう。
解説を熟読
先述の通り、解説がとても詳しいテキストになりますので、正解不正解で一喜一憂せず、根拠も含めてあっているかどうかを1問1問確認しましょう。
文学史もそうですが、文法についても今まで勉強してきた中で出てこなかった例外的事項や、新たな視点が身につくチャンスでもあるので、解説を熟読し、必要に応じてノートや基礎テキストに戻り、不明点を明らかにしていきましょう。
「中堅私大古文演習」にはいつから取り組むべき?
本テキストには高校3年の春から取り組むことが理想で、遅くとも高校3年の夏からは始める必要があります。
目指す大学のレベルにもよりますが、最難関大を目指す場合には、本テキストを早々に終えておく必要があるので、夏からでは遅いでしょう。
一般に合格のためには9月から過去問演習に入ることが理想とされています。
と考えると、本テキストをやった後に別の難易度の高い問題集を解いたうえで過去問に入るという流れになるので、早く取り組めるに越したことはありません。
早いという観点で言えば、私立中高一貫校など、カリキュラム進度が早く、基礎力が早期に身につく場合もあると考えられるので、その場合には高校3年を待つまでもなく取り組みましょう。
「中堅私大古文演習」の参考書の次に取り組むべきことは?
本テキストでの学習を終えた後は、難易度の高い問題集ないしは志望校の過去問演習に移りましょう。
本テキストより難易度の高い問題集としては『ライジング古文』や『古文上達 読解と演習56』が挙げられます。
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【塾講師が書いた】古文上達 読解と演習56の使い方・レベル・評価・勉強法
本テキストは繰り返しになりますが解説がとても詳しいため、しっかりとやり切っていれば、周辺知識含め相当な力がついているでしょう。
そこで身につけたものを実戦演習を通してアウトプットすることでさらに力が付いてきます。
本テキストは、知識面がまとめられているという構成ではないため、過去問に取り組みつつ本テキストを参照するということは少ないでしょうが、インプットとアウトプットのバランスを保ちさらに力をつけていきましょう。