こんにちは!shirocanです!
私は大学1年次から進学塾・予備校にて約10年以上大学受験生を中心に指導にあたってきました。
その経験を生かして高校生や受験生および保護者の方向けに有益な情報を発信しています。
この記事では「古文上達56」について、
「どんな参考書?」
「レベルってどれくらい?」
「自分に適した参考書かな?」
「いつから取り組むべき?」
「どう使うのが効率的かな?」
「この参考書が終わったら次は何をすればいい?」
といった皆さんの知りたいことを全て掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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「古文上達56」はどんな参考書?
古文上達56はZ会から出版されている、古文の読解演習用テキストです。
本テキストを使って学ぶことで難解な文章を読解できる力を身につけることが可能です。
古文の勉強は、英語の勉強によく似ていて、語彙力・文法力・解析力(解釈力)・長文読解力を順にないしは並行して総合的に力を高めていく必要があります。
本テキストは難解な文章にも対応できる長文読解力をつけるもので、掲載されている文章・設問のレベルもとても高いです。
「古文上達56」はどんな人におすすめ?何のための参考書?
上述の通り、読解力をつけるためのテキストですので、語彙力もある程度ついた、文法もひと通り終わったという人が使うことができます。
また、本テキストは受験参考書の中でもかなりレベルが高いので、私大であれば早稲田・慶應、国公立大の中でも上位校を目指す受験生におすすめです。
過去問にいきなり入るのは不安という受験生にとって、過去問前の最後のテキストとして有用です。
「古文上達56」の難易度やレベルは?取り組むための前提レベルは?
古文のいわゆる基礎力に加えて、学校や塾・予備校である程度古文の読解をやってきた人でないと難しいでしょう。
つまり、読解の1冊目としては不向きということです。
※目安としては偏差値が60以上あれば問題なく取り組むことが出来るでしょう
少し大きな視点で見ると、入試において国語という教科に占める古文の配点割合は、文学部国文学科など大学入学後に本格的に古典を扱うような学部・学科を除いては、3割程度でしょう。
事実、私立大学では大問3題に対して現代文2題古文1題というケースが多いですし、現行のセンター試験も国語200点中、古文は50点分にすぎません。
すなわち、古文の勉強はできる限り短い時間で効率的にやりたいものです。
ただ、文法や単語など勉強しなければならないことが多いため、どうしても読解演習に入るタイミングが遅くなってしまいます。
本テキストは非常に難易度が高いため、別の基本的な読解テキストに取り組むなどしてから本テキストに入りましょう。
基本的な読解テキストとしては本テキストと同シリーズの『古文上達45』がおススメです。
↓『古文上達45』について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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【東大生おすすめ参考書】古文上達の使い方・勉強法・評価・レベル【基礎編 読解と演習45】
「古文上達56」の特徴は?良い点は?微妙な点は?
レベルの高い受験生にとっても歯ごたえのある問題
本テキストは入試問題がそのまま採用される形になっているため、とてもレベルの高い文章が並んでいます。
いわゆる有名どころの出典のみならず、あまり背景がわからないような文章も多く掲載されていることから、見たことのない・読んだことのない文章を読み解くという練習をすることができます。
設問についても質が高いですが、解説もしっかりとしているので基礎力があれば、自力で取り組み実戦力をつけることができるテキストと言えます。
解説が詳しい
上述の通り、解説についても十分な量が記載されていると言えます。
学校の授業でやるような品詞分解の作業・その説明がすべての文章につき解説されているわけではありませんが、本テキストを使うレベルの生徒が必要とするであろう十分な量の解説が掲載されているます。
また、内容面や設問に対する解答方針のみならず、語彙や周辺知識についても適宜解説されています。
基礎的な部分についても同時に復習ができるテキストと言えます。
文学史の内容も掲載されている
演習編が入試問題の抜粋ということもありますが、いわゆる文学史の問題も最低限掲載されています。
文学史の問題は入試において最後の設問でおまけのような形で問われることが多いですが、知ってさえすれば解けるので得点が取りやすいとも言えます。
もっとも、教科書準拠の資料集を覚えるなどの勉強は時間がかかりすぎて効率的ではないため、いかに入試で問われやすい文学史を効率よく学ぶかが鍵になります。
本テキストに収録されている問題は入試問題の抜粋ということで実際に出された問題を通して文学史を整理することで、時間的にも労力的にも最小限に勉強ができるでしょう。
品詞分解がすべて解説されているわけではない
良い点でもあり、使う人のレベルによってはマイナスにもなるというところですが、現状古典の読解における学校での勉強は品詞分解が中心かと思います。
なぜなら品詞分解をすることで1文1文の構造を丁寧に捉えて、関連する知識含め文法事項を確認できるのでとても有益だからです。
その点、本テキストはページ数や解説の優先度から、すべての文章で品詞分解が載っているわけではありません。(重要箇所の品詞分解は載っています)
テキストによってはすべて載っているものもありますので、ここは選択が必要なところです。
「品詞分解が無ければ文章を理解できない・復習ができない」という受験生は、全ての文章を品詞分解した解説が掲載されているテキストを選びましょう。
「古文上達56」の評判や口コミはどう?
良い評判や口コミ
これができれば、たいていの古文は敵じゃありません。それだけ、難易度も高いです。2次試験にはもちろん、センター試験にも、高難易度の問題対策に役立ちます。
上位私立大学は正直これでは太刀打ちできないと思います。読んでいても、センターレベルのものしかなかった
「古文上達」のなかには「基礎編」もあり、そちらのほうが易しい。こちらのほうが上級用という感じ。
古文上達56
わいもやってるけどいいぞ
あれ1冊完璧にしたらマーチは余裕
意外とムズい— TSUBARU (@mochibegaaaaaa) September 19, 2019
きちんと読めると古文も楽しくなってきた。よきかなよきかな。 『古文上達 読解と演習56』 1時間2分 2問 https://t.co/KiTJgkZFAW #studyplus
— わりばし (@waribashi9) June 6, 2016
ハイレベルなテキストとの評価が多いですね。
国公立大対策としても有用とありました。
私立大に比べ国公立大では、記述が重視されるのでトレーニングが必要です。
本テキストの演習編には広く様々な大学の過去問が収録されていますので、記述の練習もすることができます。
レベルを見極めて利用しましょう。
微妙な評判や口コミ
難解な用語に注がない。その上に、重要単語の意味の記載が何故か別冊の、しかも、その問題文の解説ではなく最後の方にある。
全部の問題に品詞分解があれば、より良かったです。
自分の古文力がないだけかと思いましたが、得意な友人に聞いてもあまりいい評判はありませんでした。
古文上達基礎編と違って古文上達の56は解説めっちゃ端折られてんだよなー
もう飛ばして得点奪取に移った方がいいのか?— 戦極 (@brokenlimit3) May 21, 2019
解説についての記載、レベルについての記載がありました。
レベルの評価は受験生の主観によるところが多いので難しいところですが、説明をしてきた通り間違いなく骨のあるテキストです。
シリーズものとして、本テキストの基礎版もありますので、そちらに取り組んでから本テキストにというような段階を踏むことも、時間の許す限りおすすめです。
「古文上達56」の効果的な使い方や勉強法は?
本テキストをどのような順序で勉強を進めていくのが効果的について説明していきます。
何も参照せずに時間を計って解く
本テキストは演習用のテキストですので、20~30分ほどの時間を設けて自力で解いてみましょう。
問題を先に読み、文法知識のみを聞いているようなものは先に片づけるなど、入試本番を意識して1点を積み上げていくという姿勢で取り組みましょう。
入試においてはいかに点を取るかが大切です。
特に古文の読解においては内容が細かいところまでは分からないということが往々にして起こるかと思います。
勿論、しっかりと理解して読み解けるのがベストですが、完璧に理解できなくとも設問が解ければ得点にはなります。
不明点は復習で解決すればよいので、まずは限られた時間の中で自力で解くトレーニングをしましょう。
解説を読み込み疑問点をなくす
本テキストは解説が質・量ともに充実していますので、まずは解説を読み込み内容面や設問へのアプローチ方法についてよく見直しましょう。
設問に限らず文法面について分からないことがあれば、適宜自分がインプット用に使ったノートやテキストに戻り、基本事項を再確認しましょう。
問題演習というと、解いて満足し採点をしてそのままというケースもあるでしょう。間違えた問題のみ簡単に見直すだけということもあるかもしれませんね。
ですが、古文は言語ですので構造や体系的な理解が必須で、現状入試においてもその点をどこまで詰められたかが問われます。
面倒な部分はありますが、1つの文章からできるだけ多くのことを学び、知識の穴を埋めるべく復習には時間をかけましょう。
読み直し・解き直し
全ての文章を読み直し、解きなおすべきかと言われると、そうではなく適宜という形になるかと思います。
もし本テキストに掲載されている全ての文章を何周も復習しようとすれば、かなりの時間がかかるでしょう。
ですので、「内容が理解できなかった文章」、「文法面で学ぶことが多かった文章」などに絞り、自分にとって適切なものを繰り返し読み直し・解き直しましょう。
何回もやることで新たな気づきや、はじめは気づかなかった点などが発見され、成長をする機会にもなります。
「古文上達56」にはいつから取り組むべき?
理想としては高校3年春から使い始めるという形になります。
本テキストを使う受験生は偏差値的にもかなり高い大学を志望する人が多いと思われますので、他教科とのバランスでも早ければ早いほうがよいでしょう。
もっとも、古文の勉強が遅れているという場合には、9月から国語全体での過去問演習を始めることから逆算して、夏終わりまでには終えられるようペースを作りましょう。
進めるペース、復習の度合いにもよりますが、遅くとも6月からは始めなければ9月からの過去問演習には間に合わないでしょう。
「古文上達56」の参考書の次に取り組むべきことは?
本テキストはレベル的に相当高いので、やり切った以上は過去問演習に入りましょう。
入試における古文の占める配点割合、文章の長さ、設問のタイプなどは大学によって全く異なります。
この点は志望校の過去問を通じて対策をするしか、力を伸ばすことができないですので、できる限り多くの年度の過去問をやりたいものです。
先述しましたが、本テキストの演習編は入試問題の抜粋ですので、同じ出典、同じような内容の文章も過去問で出てくるでしょう。
文章の背景知識含め、知識を上塗りするチャンスですので、過去問演習の際も知識を貪欲に吸収していきましょう。